デザインの力でプロダクトのギアをあげる

オフィス移転専門の不動産サービス「estie(エスティ)」です。
デザイナーの荒井に日頃意識していることを聞いてみました。

【 プロフィール】荒井謙
1993年神奈川県出身。早稲田大学卒業後、大手検索エンジン会社でデザイナーとしてwebアプリのUIデザイン、コーディング業務を行う。2019年3月よりデザイナーとしてestieへ副業という形で参画。webサービスのデザインとフロントエンド開発の一部を担当。趣味はラジオを聞くことで、「ハライチのターン」と「おぎやはぎのメガネびいき」がお気に入り。

ノリでジョインしたestie

estieのメンバーとは、私と同じ高校・大学である中村の紹介で知り合いました。
週末にとある大手町のオフィスビルのフリースペースで話し(まだオフィスなかった笑)、その場のノリと直感で1人目のデザイナーとしてのジョインを決めました。

最高速度でプロダクトを作るために

オフィス探しのestieと不動産分析サービスのestie pro、2つのプロダクトを作るにあたってチームが意識したことはスピードです。最高速度でプロダクトを開発・リリースし、フィードバックを得ることを最優先にしました。チームが考えた「解くべき課題」が本当に存在しているのか、それに対して適切な解決方法を提供できているかをいち早く検証することが大切だと考えたからです。

それでは、チームが最高速度のプロダクト開発をするために必要な要素は何でしょう?
私は「チームが同じ方向に高い熱量で進むこと」だと思います。これによってチームの処理能力が向上し、結果的にプロダクト開発にスピードが生まれ、爆速リリースが実現します。今日は、このようなハイパフォーマンス状態でプロダクトを開発する(=ギアをあげる)ためにデザイナーである私が意識したことを書きたいと思います。


意識したこと

私が意識したことはデザインのアウトプットスピードです。「最高速度でのプロダクト開発を目指して、スピーディなデザインのアウトプットを意識しました」とだけ書くと、いたって平凡で拍子抜けな感じです。笑
ですが、これにはデザイン工程期間を圧縮する短期的なメリットはもちろん、後続するプロダクト開発のギアをあげる長期的なメリットがあると思います。

それでは私が考える、デザインがアプローチできてプロダクト開発のギアをあげる3要素を紹介します。

1. テンション

いきなり感情論的な話ですが、スピーディなデザインのアウトプットはチームのテンション(熱量)をあげることに効果的です。ホワイトボードやスライドなどを見ながら議論して辿り着いた考えや仮説があったとして、それらが反映されたUIがすぐに出てきたらテンションがあがりませんか?もしくは、最初から「こんな感じでちょっと作ってみました」とUIがあったらテンションあがりませんか?

目に見えるデザインは感情面への好影響をもたらしてくれます。

このような働きかけをする際に大事なことは、実現可能性を兼ね備えた「優等生」案から、発想の自由度をかなり解き放った「ぶっとび」案など色々なデザインを作って見てもらうことだと思います。提示するデザインに幅があると、メンバーから新しい気づきやツッコミをもらえて、楽しみながら高いテンションで双方向なプロダクト開発のスタートを切ることができます。

2. 解像度

スピーディなデザインのアウトプットは、プロダクトの解像度をあげることに効果的です。解像度があがるとプロダクトの見通しが立ち、実現可否などを踏まえた建設的な議論を行うことができます。こうすることで無駄な議論や手戻りを回避することができます。

一方で、解像度の高いデザインだけでは、議論が寄ってしまい、本来であれば生まれたかもしれない新しい意見の芽を摘む機会損失に繋がる恐れもあります。一度高い解像度での視界に慣れてしまうと、近視眼的な議論から離れにくくなってしまうからです。したがって、フェーズごとに適切な解像度のデザインを提供し、噛み合わない議論や認識の不一致を回避しながら、刺激的な議論を促進し爆速なプロダクト開発に貢献します。

3. 一体感

初期段階からデザインを高速でアウトプットし、それをベースに議論を進めるとチームの一体感があがります。チームメンバー全員でデザインを見ながらあーだこーだと議論するフェーズはチームビルディングの観点でも有用です。全員で最高なプロダクトを提供するためにUIを見ながら脳汁垂れ流して考える経験はチームの練度を一段上げてくれます。一体感のある盤石なチームは爆速なプロダクト開発にとって不可欠な要素だと思います。

一緒に働きましょう

という感じで、プロダクト開発のギアをあげるためために私が意識したデザイナーとしてのアプローチとそのメリットを、やや大局的に書いてみました。
estie、estie proどちらのプロダクトもまだ産まれたばかりの言わば「存在している」フェーズです。ここから改善を重ね、使いやすくて大きな価値を提供するプロダクトに成長させるフェーズがあります。

このフェーズをこだわりと柔軟さを持ったフロントエンドエンジニア(マークアップやCSS設計周り強いと超嬉しい)の方と二人三脚でガンガン進んでいきたい!まだまだ道半ばですが、可能性にあふれたプロダクトを一緒に成長させるエンジニアの方WANTEDです!

ということで埋め込みます笑

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