エンジニアの松本( matsu7874)です。
Rustのチュートリアルは終えたものの実際使ってみると「Rust、何もわからない…」と言ってしまう中級者向けのLT会『Rust、何もわからない...』の10回目を開催いたしました。 毎回知見をシェアしていただける皆さんとご参加いただけるRustコミュニティの皆さんのおかげで10回目を開催することできました。ありがとうございます。
今回はユニークビジョン株式会社の山本一将さんと株式会社LabBaseの湯朝さん、私estieのmatsu7874でLTを行いました。
発表いただいた内容を紹介いたします。
Rust×mediasoupで作るビデオチャットシステム
LabBaseの湯朝さんからはmediasoupというWebRTC SFUのためのライブラリをRustで使うデモと解説を頂きました。
動くデモとしてビデオチャットが公開されており、自分でも試してみたくなる楽しい内容でした。
Rust & AWS X-Ray による分散トレーシングの実現
ユニークビジョンの山本一将さんからはオブザーバビリティのチュートリアルということで、tracingとopentelemetryを使って分散システムの監視を行う手順についてお話しいただきました。他の言語にあるチュートリアルがRustにはなかったので作ったという姿勢にパワーを感じました。
tracing自体は初期化関数を書き、middlewareとして追加するだけで動かせるので導入は簡単ですし、AWS X-Ray用の設定などがまとまっている資料なのでぜひ御覧ください。
運用ツールもRustで書くと便利な話
estieの matsu7874からはRustで運用ツールを書く際に、どこに書くべきか、どうcrateを分割するべきかというtipsをお話しました。
基本的にはworkspaceにそのツールようにcrateを追加して、アプリケーションの実装に依存する形で書くとバージョンの不一致が発生せずにメンテしやすいと感じています。
明日はRust.Tokyo 2023
さて、明日10月21日は国内最大のRustのカンファレンスRust.Tokyo 2023が開催されます。estieもスポンサーをしています。(今回ご登壇いただいたユニークビジョン、LabBaseもスポンサーです。)
YouTubeでリアルタイムで見れるようなので、現地チケットが手に入らなかった方も一緒に楽しみましょう。
また、Rustを使う仕事に興味があるよというWebエンジニアの方はこちらのリンクからぜひご連絡ください。お待ちしております!