憧れた街づくりの仕事を離れ、スタートアップで始めた新たな挑戦

【プロフィール】 荒 大樹(あら だいき)
千葉県出身。平和不動産にて商業用不動産の売買・AM業務を経験後、日本橋兜町・茅場町エリアの街づくりやPM業務、事業開発に従事。
2024年2月よりestieに参画。

今までのキャリア

「世の流れを変えるようなことがしたい。」

そんな思いを持ち始めたきっかけは、学生時代に訪れたオーストラリアに遡ります。 学生時代の思い出作りに事前準備はほぼゼロで一人で向かった1ヶ月のオーストラリア旅行。当初はメルボルン、シドニー、ケアンズなどの観光地を渡り歩いていましたが、ある日、泊まれる宿が見当たらず宿代わりにと適当に乗った夜行バスで辿り着いたのがキャンベラという街でした。 当時、「都市計画」という言葉すら知らなかった私にとって、「計画都市」であるキャンベラとの出会いは衝撃的でした。キャンベラは、オーストラリアの首都になるべくして人工的に作られた街ですが、住む場所・働く場所・公園や湖まですべて人の手によって設計され、その設計通りに街の人々が生活している姿を見たとき、衝撃を受けました。

街という大きな存在が人の手によって動かされていることを知った時、無謀にも自分も同様に世の中に大きな影響を与えることができるのでは?とワクワク感を覚えています。そんな大層な思いを胸に、世の中の流れを変えるようなことにチャレンジしていきたいと、大学卒業後は不動産デベロッパーへ入社。
入社以降は、不動産売買、アセットマネジメント(AM)、プロパティマネジメント(PM)など不動産に係る実務を一通り経験しながら、メインの業務としては日本橋兜町・茅場町エリアの街づくりに従事。

土日は人通りがほとんどなかった街を、街の人たちと共に再び賑わいある街にするべく、遊休不動産を活用したイベントの開催やローカルメディアの立ち上げ、店舗の開発・運営など、街の賑わい創出に向けた取り組みを行っていました。

同時に、未来の街の主役となる新しいプレイヤーを誘致していくことを目的に、新興の資産運用会社やフィンテックなどの金融系スタートアップの起業・成長支援事業を立ち上げ、スタートアップ企業向けのシェアオフィス開発や、企業・業界団体・行政機関等の誘致、スタートアップやVCファンドへの出資、広報、イベントの企画運営など、目的達成のために必要なことは何にでもチャレンジしてきてました。

estieとの縁

estieとの出会いは、約8年前に代表の平井が前職に在籍している時に、高校時代の知人を介して出会ったのがきっかけです。

estie創業後も、平井とは飲み会やイベント等で出会う機会も多く、不動産業界の人であれば誰もが歯がゆい思いをしていた課題に対し真正面からぶつかっていく姿は、とてもチャレンジングで応援したくなるスタートアップだなと感じておりましたし、前職では自らも推進者としてestieのプロダクト導入に係るなど、いちユーザーとしてもestieのことは好きでした。

キャリアチェンジを考えたきっかけ

1年ほど前まで、転職という選択肢は真剣には考えていませんでした。

仕事の面では、自身がやりたかった街づくりという仕事に関われる環境があり、職場の同僚・上司もお客様もリスペクトできる方ばかりという恵まれた環境にありました。
また、家庭の面でも、第2子が生まれ家族との生活も大切にしていきたいというタイミングであったため、今の環境を変えることには当然ネガティブです。

しかしながら、ある日いつものように兜町を歩きながら街の人たちと挨拶している時、これまで街にいなかった人々が住人として街に定着し、新たな人の流れが生まれてきているのをふと感じました。
その瞬間、これまで地道に取り組んできたことが遂に成果に結びつき、街が新たな時代に向けて動き出してきたことを実感し、街が変化し続け魅力を持ち続けていくためには、自身はその場から離れ、次の世代に託していくべきでは?と、考え始めました。

次に新しいことに挑戦するのであれば、10年という長いスパンで何か新しいことを一つ成し遂げていくよりも、街づくりと同じくらい大きく面白いコトをより短いスパンで達成できる可能性がある仕事をしたいと思い、自身のキャリアについて考え始めていた時、平井に誘われ食事に行く機会がありました。以降、何度もestieのオフィスに足を運び、estieのメンバーともコミュニケーションを取らせていただいた中で、estieが挑んでいる課題や目指している世界観を自分事にとらえることができたこと。estieの成長が不動産業という巨大な産業を変えていく一番の近道になりそうだと感じることができたこと。estieのチームであれば10年とかからずその目標を達成できそうだと思えたことで、初めて転職という選択肢を考え始めました。

転職を決めたきっかけ

しかしながら、いざ転職をしようと思った時には、優秀なメンバーが揃う中で自身がestieの成長に本当に貢献することができるのかといった不安や、スタートアップに転職することで家族に心配をかけたりするのでは?など悩みは尽きません。

踏ん切りがつかずに友人に相談していたところ、友人からは「YOLO(You only live once)」という言葉をもらいました。
「人生一度きりだから、楽しまなきゃ!」という視点で転職を考えてみれば、心底面白そうだと思ったことに挑戦できるチャンスがあるのであればそこに飛び込まない理由はなく、estieでチャレンジした経験が今後のキャリアに役に立つことはあれど無駄になることは一切ない。そう思えたことで、踏ん切りがつき、最終的には自信もって家族にも納得してもらい、estieへの転職を決断しました。

これから何をしていくか、何をしているか

estieでは事業開発として新規プロダクトの開発を担当しています。 現在、入社してから約1ヶ月で新規プロダクトの開発を任せられ、なんとか社内外のことをキャッチアップしながら開発を進めています。

estieは、お客様からのフィードバックをチームメンバーに伝えた翌週(なんなら即日)には、メンバーが期待以上の成果物を返してくるような職場であり、前職では10年単位で一つのことを成し遂げていくような働き方をしていた私はこの波に乗り遅れないように必死ですが、お客様と密なコミュニケーションを取りながら爆速でプロダクトを発展させていくことができる働き方はめちゃくちゃ刺激的で面白いです。

そのようなメンバーと一緒であれば、10年20年とかからず、世の中を変えていけるのだろうと確信しています。

最後に

estieでは不動産業界出身者は意外と少なく、様々な業界出身の方がマルチに活躍しています!

チャレンジしている業界や課題の大きさはもちろん、お客様とも社内メンバーとも近い距離感でビジネスを作っていける手触り感があるのが何よりも楽しいです。
今の環境が好きで転職までは。。。と思いつつ、新しいチャレンジをしてみたい! 漠然と今後のキャリアビジョンに悩んでいる方、ぜひ下記のフォームからご応募ください!

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