エンジニアの松本です。
Rustのチュートリアルは終えたものの実際使ってみると「Rust、何もわからない…」と言ってしまう中級者向けのLT会『Rust、何もわからない…』の12回目を開催いたしました。今回も事業のなかで使っているからこそのトークテーマでお話しいただき、非常に楽しいイベントになりました。
今回は株式会社一休の山本浩平さんとフォルシア株式会社の長谷洋斗さん、estieのfursichさんに登壇いただきました。
発表いただいた内容を紹介いたします。
※なおパイオニアのダンヒョンジュンさん、ログラスの原旅人さん、estieのkenkooooさんに登壇いただいたRust、何もわからない… #11についてはログミー にイベントレポートが書き起こしで掲載されています。
一休.comレストランのRustバックエンド開発の様子
株式会社一休の山本浩平さんから一休.comレストランのPythonバックエンドを一部Rustで置き換えたプロジェクトとRustでの開発の感想をお話しいただきました。
CVRに直結するレスポンス高速化やクラウドの利用コスト削減など、直接的な利益貢献がある置き換えプロジェクトになっていて素晴らしいと感じました。
pgrxを用いたPostgres拡張
フォルシア株式会社の長谷洋斗さんからPostgreSQLの拡張をRustで書くためのライブラリであるpgrx(2023年にpgxから名前が変わった)について紹介いただきました。
私もPostgreSQLの拡張をCで書いた経験があるのですが、それに比べてRustでユニットテストを簡単に実行できる点とPostgreSQLの拡張に必要なボイラテンプレートを自動作成できる点が便利そうに思いました。
使えるマークダウンライブラリを探した結果 RailsアプリケーションからRustを使うことになった話
株式会社estieからfursich(@fursich0)さんに拡張性が高いマークダウンライブラリとしてmarkdown-it-rustを紹介いただきました。
マークダウン・HTML・Rustコードを把握しながら聞く必要がある内容だったのですが、対応が整理されていて分かりやすかったです。
次回について
次回は6月の開催を予定しています。
connpassでお知らせしますのでグループのメンバーになってお待ちください。