革新的なデータ基盤を求めていたらestieに辿り着いた


【プロフィール】宮崎 真輝(みやざき まさき)
2021年に新卒でユーソナー株式会社に入社し、データ基盤開発やサーバサイド開発に従事。
2025年2月よりestieに入社しデータパイプラインの改善などに注力。

今までのキャリア

中学生の頃から独学で情報科学について学んでいた私は、高校生の頃にはソフトウェア開発に携わると心に決めていました。新卒時の就職活動では、やはりソフトウェア開発ができる職種を希望していたのですが、数ある会社の中でもユーソナーの企業データベースというコアプロダクトに強い関心を惹かれ、ユーソナーの中でもデータベース構築に関わることができるポジションを希望し、実際にそのポジションで入社することになりました。

入社以降はデータパイプラインの設計といったデータベース構築に直接関わる部分はもちろんのこと、社内でのデータ利活用促進のためのデータ基盤構築や、Webサーバサイドの開発など幅広い技術領域で業務に携わることができました。また、純粋に開発だけやっていたわけではなく、事業開発チームと連携し新規プロダクトを生み出す経験もしました。

これらの経験をする中で、現在の日本社会はまだまだデジタライズが進んでいないこと、「企業」のような普遍的な概念がデジタライズされることによって、大きな価値が生み出されるということをまざまざと見せつけられました。そして、高い価値のあるドメインをデジタルなモデルに落とし込むことで社会はまだまだ発展していくと考えるようになりました。

なぜestieを選んだか

estieとの出会い

estieについてはAtCoderのコンテストスポンサーで「不動産業界のスタートアップ」ということは知っていました。そこにAtCoder Jobs上でスカウトメッセージをいただき、面白そうな事業内容だと思い具体的にどのような取り組みを行なっているのか聞いてみようとカジュアル面談を申し込んだのが最初の接点でした。

なお、AtCoder Jobsのスカウト機能をオンにしていたものの、前職を辞めたいという思いは特になく、積極的に転職活動している状況ではありませんでした。実際、カジュアル面談を申し込んだ時点では、estieは技術力のある方が多いイメージがあり学びがあるだろうという程度のモチベーションでした。

なぜestieを選んだのか

estieに行くか前職に残るかは非常に悩ましい問題でした。というのも、前職とestieがそれぞれ取り組んでいる問題はドメインこそ異なるものの類似点が多くあり、前職に残る場合とestieに行く場合の差分が曖昧だったためです。以下は類似点の例です。

  • 「一筋縄ではいかない情報のデジタライズ」が主な関心事
  • 高い社会的価値をもつ
  • 複雑なモデルとロジックが付いて回る

前職の業務を気に入っていたのでestieでの業務も気に入るだろうとは思っていましたが、estieじゃないといけない点はどこなのだろうかと選考を受ける中で考えていました。

結論としては以下の点が私目線でestieに行かなければならない理由だと考えました。

  • (前職との比較で相対的に)コアのデータモデリングが初期フェーズに近い
  • 不動産という普遍的な概念をコアドメインに据えている

estieにはコア領域でまだ考慮すべき余地が多く残されており、自身が体験したことのないフェーズからコアなデータモデリングに携われるのは魅力的でした。そして、不動産という、これ以上ないぐらい普遍的な概念をコアドメインとしており、この概念をデジタルに扱えるようにすることは凄まじいインパクトを生み出すことができるはずです。革新的な価値を生み出すデータ基盤構築という挑戦をぜひやってみたいと思いました。

加えて、私の気に入る事業であって前述の条件も満たすものにestie以外で出会える可能性はかなり低そうという直感がありました。

実際に入社してみて

入社してから感じていることをいくつか述べておきます。

働いている方々のモチベーションが高い

とても高いと感じています。割り当てられたタスクをこなすだけでなく、どうすれば利益を上げられるか・事業を成長させられるかという点に全員が取り組んでおり、責任の所在や解決可能性が曖昧な問題への対応も積極的に手が挙がるような組織になっています。

チーム横断での取り組みが活発

estieのValuesに「ホワイトボードをはみ出せ」というものがあるのですが、まさにこれが体現されていると感じています。自身やチームの視点に捉われず、多くの人を巻き込んで多角的により良いものを生み出そうという取り組みが活発に行われており、estieが提供できる価値の最大化につながっていると思います。

estieはValuesをアップデートしました! - estie inside blog

不動産はやはり難しい

多数のデータソースを1つのモデルに統合するパイプラインの難しさは経験から把握していました。その上で今まで扱っていたデータとは特色の異なるデータと向き合うことになり、特にアルゴリズムはキャッチアップが必要だなと感じています。

これから何をしていくか

私はData Management Groupに所属しており、当面は不動産データの品質向上やそれを取り扱うパイプライン自体の品質向上に注力していきます。

その上でestieのデータ基盤が進化し続けるにはどうすればいいかも考えていきます。estieのデータ基盤が進化することは「産業の真価を、さらに拓く。」ことに直結しており重要なミッションです。

中堅、あるいはそれ以下の規模の会社でプロダクトとしてのデータを扱うチームは、多種多様なデータを扱うがゆえに往々にして1人あたりの保守対象のコード量やシステム数が肥大化しているのではないかと思います。対策無しにこの状態になってしまうと、開発者が十分な工数を取れずにシステムが低品質化し、データの進化が遅くなり提供できる価値がなかなか伸びないという状況になってしまいます。

前項ではestieのできているところにフォーカスしていましたがもちろん伸びしろも多分に残っています。estieが前述したような状況に陥ることを回避し、継続的に提供価値を伸ばし続けるにはどのような開発をしていけばいいか向き合っていきます。

最後に

estieが取り組んでいる不動産データ基盤の構築は間違いなく革新的なチャレンジです。
このチャレンジに興味を持っていただけた方はぜひカジュアル面談しましょう!

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