estieのコーディングテスト


こんにちはSWEの hishiki です。このブログはestieのソフトウェアエンジニア採用プロセスにおけるコーディングテストについて、その目的や試験の特徴、面接担当者が何を見ているのか、当日、リラックスして実力を発揮していただくコツについて解説するブログとなっております。

「コーディングテスト」と一言で言っても、オンラインで行う画一的な試験など様々ですが、estieではホワイトボードを用いたコーディングテストを行っています。

本記事ではその意図や考え方をご説明し、これからestieでコーディングテストを受ける方に、少しでも安心して挑んでいただけるような内容になればと思います。

なぜコーディングテストを行うのか?

実装力を明確に測るため

コーディングテストを導入する前は、これまでのご経験を候補者にお聞きすることで専門性を測っていましたが、会話だけの選考でのスキルの評価に限界を感じており、実質的にスキルを深く知ることができる業務委託経由の入社がほとんどでした。

コーディングテストを用いて明確にスキルを評価し、なるべく適正なオファーを出すためにコーディングテストを導入しました。

業務に繋がるスキルを確認するため

企業によっては、競技プログラミングのような問題を出題する場合もありますが、実務に必要なスキルはそれだけではありません。業務で発生するような問題を出題することでestieの事業に興味を持っていただくとともに、実際にそれらをどのように解決するかを評価しています。

なぜホワイトボードコーディングなのか?

オンラインでの画一的なコーディングテストもありますが、あえてestieが対面のホワイトボードコーディングを採用するのは次の理由からです。

実務の疑似体験をしていただくため

実務では、コードを書くだけでなく、チームメンバーと相談しながら開発を進める場面が多くあります。実務のようにホワイトボードを使うことで、考え方を説明しながら進められる環境を作っています。

表現の幅を広げるため

画面共有だけではなく、手書きの図やメモを使いながら柔軟に説明できるため、より業務に近い形でのディスカッションができます。

その場で完結できるため

宿題形式だと時間の確保が難しいことがありますが、ホワイトボードコーディングなら短時間で評価が完了し、受験者の皆さんの負担を軽減できます。

私たちが見ているポイント

私たちは、単にコードの正しさを評価するだけでなく、次のような点を重視しています。

改善を重ねる力

ベストな解法を即座に実装できるのが理想ですが、実務では必ずしもそうとは限りません。まずは思いついた実装を試し、改善を重ねていくプロセスも評価の対象となります。

解法に対する思考・試行の深さ

  • なぜその実装を選んだのか?
  • テストケースを意識しているか?
  • 計算量はどの程度か?

これらを説明できるかどうかがポイントになります。

不確実性を解消していく姿勢

  • 曖昧な要件を整理しながら実装を進められるか?
  • 必要な情報を適切にヒアリングできるか?

技術的な問題を解決するだけでなく、必要な情報を集め整理する力を重要視しています。

当日に実力を発揮していただくコツ

コーディングテストは、どうしても緊張してしまうものですが、以下の点を意識すると落ち着いて臨んでいただけると思います。

  • リラックスする
    面接担当者は敵ではなく、皆さんの力をできるだけ引き出せるようにサポートしたいと考えています。最初の自己紹介で少し会話を交わすなど、少しでも落ち着いて受けられる環境を整えるのもおすすめです。もちろん、面接官もリラックスできる雰囲気を作ります。

  • 自分の強みを伝える場と捉える
    コーディングテストは「評価される場」ではなく、「皆さんの強みを伝えていただくコミュニケーションの機会」です。ぜひ、自信を持って取り組んでいただければと思います。

  • 積極的に相談する
    現実では問題や制約が完全に明示されているとは限りません。不明な点は遠慮せず、面接担当者に相談しながら進めていただくことで、より良い成果につながります。質問がない場合でも、頭の中の考えを常に面接官に伝えてみてください。

間違いを恐れる必要はありませんので、面接担当者と共に問題を解くくらいの気持ちで臨んでいただけたらと思います。

コーディングテストの準備方法

また、選考を始めたものの、準備に時間が必要だと感じた場合には人事やエージェントに相談してみてください。

さいごに

コーディングテストを控えて、ブログを読んでくださった方に少しでも役立っていれば幸いです。

また現在選考に進んでいない方も、このブログを読んでestieに興味を持ってくださった方はぜひカジュアル面談を応募していただけたらと思います!

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