4人のデザインエンジニアに聞く! estieでの仕事とその面白さ


こんにちは、estieでUIデザイナーのマネージャーをしているKioです。

弊社のデザインチームには「デザインエンジニア」という職種があります。同じ「デザインエンジニア」という肩書きでも、各社によって役割が異なりますし、弊社内でも各メンバーが自らの強みを元に多様な活躍をしています。

そこで今回は、estieで活躍する4人のデザインエンジニアに、職域や業務内容、estieで働く面白さ等について話を聞いてみました。

kkaru


インタラクションデザインに軸足をおくデザインエンジニアです。

道具と人間、社会に関心があります。

所属チームについて教えてください

2024年10月頃より、SaaSプロダクトである「estie 案件管理」の開発に携わっています。

担当している職域や業務内容について教えてください

主にはユーザーリサーチ、情報設計、UIデザイン、フロントエンド(アプリケーション)の設計・実装を担当します。アプリをつくるにあたっては、Software Engineer(以下SWE)メンバーとAPIを介してやりとりすることが多いですね。他方、フロントエンドの技術環境やセキュリティ・認証などについては社内横断チームに頼っています。

デザインは実装しながら進めるケースがほとんどです。情報設計のあとはつくりながら考えて、ユーザーに届けるまでのリードタイムを短縮しています。これだとフロントエンドのタスクを切り出しづらいデメリットがあるかもしれません。ただ現状は、デザインとエンジニアリングを一体のものとして開発する効果のほうが大きいと考えています。

またQAエンジニアの存在がとてもありがたいです。私がデザインの観点でステートマシンを考慮する以上に、QAの専門知識に基づきプロダクトを見てくださるので不足なくリリースできる体制ができています。

印象に残っているエピソードを教えてください

「estie 案件管理」の開発に合流した際、あらためて情報設計したことが効いたかなと自負しています。それまで果敢に実装されてきたプロダクトだからこそ、現状や展望を整理するタイミングだと感じました。メンバーそれぞれが持つ情報を構造化したことによって全体像・将来像が見通しやすくなり、いろいろな面で拡張性を担保できるようになったと思います。何より自身にとって良いオンボーディングになりました。

そしていまは、その情報設計の成果物をどうすれば効果的に運用していけるか考えています。

estieのデザインエンジニアとして働く面白さや難しさを教えてください

estieは「産業の真価を、さらに拓く。」とのパーパスを掲げています。そのなかで複数のプロダクトを提供していますが、それらの仕様や品質に生じる差異をどのように扱えば最適だろう……と格闘するのがおもしろいです。

そのうえで今後、私が挑戦したいのはマルチプロダクトにおける情報設計です。全社的な戦略についてデザインの観点から寄与できる部分は決して小さくないでしょう。巧みに複数のプロダクトを関係づけ、構造化することで、得られる複利はさらに高まるはずだからです。では実際にどう設計すればよいのか?――この課題にとてもわくわくします。

ソフトウェアのデザインに関心の高い方にとって刺激的な環境であることは間違いありません。

表 洋樹


6ヶ月間の業務委託を経て、2022/12にestieに入社。
フロントエンド開発やUIデザインが主務。
現在は、マーケットリサーチ事業本部の開発取りまとめ役とデザインエンジニアのマネージャーを兼任。
前職はFintechスタートアップの創業メンバーで、テックリード。

所属チームについて教えてください

不動産の売買データを取り扱う、売買DaaSチームに所属しています。データの可視化・分析、信頼性の裏付けを行い、不動産売買における顧客の業務が円滑になるようにする機能開発をしています。

メンバーは、セールス/PM/デザインエンジニア/SWEで構成されています。

担当している職域や業務内容について教えてください

フロントエンド開発、FigmaによるUIデザインや画面設計が中心ですね。時にはバックエンドの改修も行います。開発のマネージャーでもあるので、開発トピックの意思決定に携わります。時には商談にも同席し、顧客のフィードバックから要件定義・タスクの抽出なども行います。

印象に残っているエピソードを教えてください

データソース取得→分析→要件定義→実装→顧客提供まで、2週間程度で行うプロジェクトがありました。
超短期実装の経験は前職でもありましたが、本当にやるんだ…という戸惑いは、もちろんありました。笑

結果、プロジェクトは成功し、顧客の方に驚きを届けられたこと、よい反応をいただけたことが嬉しかったですね。とても自信になりました。

estieのデザインエンジニアとして働く面白さや難しさを教えてください

データの本質を理解し、サービスの価値とは?と問いを立てて、チームで解き明かしていくのはestieならではだと思います。

プロダクトの意思決定はチームで行えるので、自由も責任もあります。反面、コーディング自体の比重は前職に比べてやや減りました。ひたすらに機能を「創る」よりプロダクトを「育てる」ことに関心を割くことが多いです。現在は、手を動かすよりも考える時間が増えています。モダンな技術が多く、開発体験がいいことも実装時間短縮に影響していますね。

技術者の視点でいうと、事業判断に即した技術の意思決定が求められます。当たり前のことかもしれませんが、利用ユーザーが多い稼働中のサービスは、安定性を鑑みて、技術負債解消のタイミングは事業の進捗具合と足並みを揃えて、コントロールしなければいけません。その中心地にいられることは難しくもありますが、とても楽しいですね。

長尾 恭太


社内ではきょんしーと呼ばれてます。レモンサワーが好きです。性格診断はINFJです。(これがなぜ流行ってるのか知らない。)
休日はドライブしたりキャンプしたりとアウトドアな趣味が多いです。

所属チームについて教えてください

入社した2023年1月から「estie 物流リサーチ」という日本全国の物流施設・倉庫データを扱うデータサービスの立ち上げ・開発を行っていました。好きが高じてドライブで物流施設を巡ってるので全国の物流施設に詳しくなりました。

2年かけてチームも成長してきたため2025年からは同じく日本全国のオフィスデータを扱うデータサービスである「estieマーケット調査」も含めた2プロダクトの開発を担当しています。

担当している職域や業務内容について教えてください

デザインエンジニアという肩書きではありますが自分のチームにはデザイナーの方が1人いるため、自分はフロントエンド中心にバックエンド(たまにデータパイプライン側の開発)も担当しています。

立ち上げから関わって物流ドメインに詳しくなったこともあり、平均すると週1〜2回くらいでセールスメンバーと一緒に商談や顧客定例に同席しています。その場で質疑を受けたり開発段階の機能のデモを行ってフィードバックをいただいています。

チーム外ではプロダクト間で共通で使用するデザイントークン・UIライブラリの開発を行ってきました。estieのプロダクトが順調に増え続けてる中で複数プロダクトに共通する機能が作られたりコンポーネントやテストの設計などフロントエンドの課題が見えてきたこともあり、2025年からはよりチームを超えた横軸での課題解決に取り掛かっています。

印象に残っているエピソードを教えてください

色々ありますが自分の中で「やりきったなぁ」と感じたのはデータを加工してプロダクトに流すところからGraphQL resolverの実装、フロントエンドでの機能追加まで一連の開発を(特にデータ側は手伝ってもらいましたが)1人でやりきったことです。

estieの人に共通してることですが肩書きで自分を縛らずに自分のやるべきことを広い視点で捉えて行動している気がします。

estieのデザインエンジニアとして働く面白さや難しさを教えてください

デザインエンジニアの中には自分のようにUIデザインよりもフロントエンド開発に比重を置く人もいます。デザインエンジニアという肩書きの中の「デザイン」が単にFigmaを用いたUIデザインを指すのではなく、プロダクトを通じたユーザー体験について興味関心がありSWE・デザイナーなど含め議論をリードしていけるかが大事だと解釈しています。

極端な例かもしれませんがNext.js 15でのPPRだったりReact 19のform要素のactionであったりも単にライブラリの進化と捉えるのではなく、こういったユーザー体験がこう良くなるという説明ができる人はestieでも楽しく働けると感じています。

Shun


大学卒業後、Web制作会社でデザインおよびフロントエンド業務を経験。
2024年4月にestieへ入社。

所属チームについて教えてください

賃貸住宅のデータサービスである「estie レジリサーチ」の開発に取り組んでいます。

担当している職域や業務内容について教えてください

私はデザイン全般からUI実装などのフロントエンド領域まで担当しています。チーム内でデザイン領域を担当するのは自分だけなので、ワイヤーフレーム作成からデザイン制作、フロントエンド開発まで、一通り手がけています。

チームにはSWEのメンバーがおり、バックエンド領域や複雑な開発は彼らがメインで担当し、私は主にデザインやUIに関わる部分、またフロントエンドのみで完結する実装を担当することが多いです。タスクによってはデザインに専念することもあれば、実装にフォーカスすることもあり、タスクやフェーズに応じて役割は変わることがあります。

印象に残っているエピソードを教えてください

デザインからインタラクションまで自ら考え実装した新たな機能が、お客様から良い反応をいただけると嬉しく思います。自分の取り組みが価値を生み出したと実感でき、やりがいを感じます。

estieのデザインエンジニアとして働く面白さや難しさを教えてください

estie のプロダクトはドメインが複雑で、ユーザーにとって分かりやすく使いやすいデザインを考え、それを実装していくのは難しい部分でもあり、やりがいを感じる部分でもあると思います。

また、デザインと実装の両方に関わりどちらのスキルも活かしていける点が特徴であり魅力的だと思います。

さいごに

それぞれの強みを元に活躍しているデザインエンジニアの様子が少しでも伝われば幸いです!

もし、4人の活躍を見て興味をお持ちいただけましたら、ぜひ一度カジュアルにお話ししましょう。
皆様とお会いできることを楽しみにしています!

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