こんにちは。技術広報インターンの松野です。
大学2年の2月から学生インターンとして働き始め、1年ほど経ったのでブログを書かせていただきました!
【プロフィール】松野 怜奈 (まつの れいな)
2003年生まれ宮城県出身 成城大学文芸学部文化史学科3年
なぜestieでインターンを始めたのか
estieに出会う前は、ほとんど学校と自宅を往復する生活を送っていました。
大学2年までは講義の数も多く、また大学のサッカー部にも所属していたため毎日くたくたでした。
せっかく東京に来たのに、やっていることが高校時代と変わらないじゃないか。
そんな焦りを感じ始めていた大学2年の2月に、知人の紹介で偶然estieのことを知ったタイミングでした。
「100人規模のスタートアップで広報関連の業務を担当してくれるインターンを探してるんだけど、文章読むのとか好きだよね?」
そんな条件で良いのかと思いつつも興味を持ち、まずはカジュアル面談の機会をいただきました。estieとは何をしている会社なのか、業務内容、勤務シフトなどをスライドを使いながらじっくりと教えていただきました。
estieの魅力
最初に教えていただいたのは、estieが商業用不動産の領域でビジネスを展開していることです。具体的には、BtoB向けの不動産業界に特化したバーティカルSaaSを提供する不動産テック企業であることを知りました。
この時に商業用不動産という言葉を初めて知りました。私たちがアパートやマンションを借りるようなものとは異なる、ビジネスや商業目的である不動産を専門に扱います。
そもそも不動産についてもあまり考えたことはありませんでしたし、その中でも商業用不動産に特化したビジネスを展開するアイデアは、学生の私から距離がある分とても興味深いと感じました。
説明の中で一番印象に残ったのは、東京の商業用不動産市場規模の大きさについてです。
世界最大手の不動産サービサーであるCBREの調査(Viewpoint Global Investment - Oct. 2017)によると、東京の商業用不動産の投資可能ストックはUSD711bnと、ニューヨークのUSD657bnを抑えて世界最大の規模でした。ちなみに大阪はUSD288bnで世界9位です。また、OECD city statisticsによると、2019年の東京のGDPはUSD1,872bn、広域ニューヨークはUSD1,776bnとこちらも世界最大です。
東京がニューヨークよりも大きな世界最大の市場規模を持つことに驚きました。その領域に挑み、この事実を多くに人に知ってもらうことが、広報においての「産業の真価を、さらに拓く。」ことなのかなと、改めてパーパスについて考える時間にもなりました。
商業用不動産の知識は全くなく、ましてや広報に関しての知識もなかった、素人の目線から見てもestieの魅力は明白でした。estieの魅力を多くの人に知ってもらいたいと思い、カジュアル面談の直後から学生インターンとして働かせていただくことが決まりました。
estieでやっていること
広報には様々な業務がありますが、私のメイン業務はこちらの estie inside blog の運用です。
estie inside blog とは
estie inside blog はestieの技術的知見や社内カルチャーを紹介するブログです。estieで働くメンバーが日々の業務を通じて得た学びを発信しています。また、単なる技術的な話にとどまらず、働き方やチームの価値観、イベントレポートなど、estieのカルチャーを感じてもらえるコンテンツを掲載しています。
業務内容
私の業務内容はブログ運営全体の管理で、大きく2つの業務に分けられます。
- ブログの公開業務
- ブログ公開後の社内/社外への周知
ブログの公開業務では、執筆者から共有された初稿段階のブログをレビューしてより魅力的な状態にして公開する、この一連の作業をブログに関わる人と連携しながら進めていきます。
執筆者、レビュアー①(誤字脱字のチェック)、レビュアー②(技術的な内容のチェック)、レビュアー③(広報の観点からの最終チェック)、サムネイルを作成するデザイナーなど、ブログをひとつ公開するために本当に沢山の人が関わっています。
ブログの公開作業は連携が命なので、その時々で役割が若干異なります。主に誤字脱字、内容のチェックとレビュー後のブログをブログサービスに移行することを担当していますが、他の作業も適宜担当します。時には執筆者へのブログ執筆依頼、初稿作成時の内容確認、サムネイル用写真撮影、文章の修正など、ブログの進行状況に応じて必要な作業を担当しています。常にブログのフローを把握し、公開予定日に余裕を持って進められるよう意識しながら行動しています。
ブログ公開後の社内/社外への周知作業では、ブログを社内のSlackチャンネルで紹介したり、社外に向けての周知文を作成するなどしています。その結果、どれくらいブログが読まれたのか、流入経路などを調査して、月に一度、社内向けの報告資料を作成しています。
このように、全体的な進行管理を担い、ブログが複数あっても各ステップが滞りなく進むようにサポートすることが私の役割です。最終的には公開作業を担当し、無事にブログが公開されるよう調整を行っています。とてもやりがいを感じられますし、ブログ記事が形として残り続けることに魅力を感じています。
estieに入社したばかりの頃は、社員の皆さんの名前を覚えるのに精一杯でしたが、ブログ作業を通じて、いつの間にか自然と覚えられるようになっていました。加えて、estieに入社した方はまず最初に入社エントリ―を執筆することがほとんどなので、いち早く新しい方とコミュニケーションをとれる機会にも恵まれました。
こうした経験ができたのは、ブログを公開するまでの密な連携が大きな要因ですが、公開後も「このブログを読んでestieに興味を持った」「ブログをきっかけにイベントに参加した」といった声を定期的にいただくことも影響していると感じています。
ブログの面白いところは、単に情報を発信するだけでなく、それが誰かの行動や関心に影響を与える点です。ブログの内容がきっかけでestieに興味を持ってくれる方がいたり、イベントに参加していただけたりすると、ブログの価値を実感できます。
estieの技術広報
estieにおける技術広報とは、事業や開発組織の技術的な知見を発信する活動を指します。
インターンの途中からは「技術広報」のチームに入らせていただき、テックブログなどエンジニア向けの広報を中心に担当しました。
技術広報では、ブログ運営に加えて、estie主催のイベント運営にも携わることができました。裏方作業ですが、イベントの当日は参加者の方と直接お会いすることができるので、エンジニアの方とは縁のない文系の私にとっては非常に貴重で面白い経験になりました。参加者の方とお話しして、時々質問もすることで、エンジニアの世界を垣間見ることができました。テックブログで紹介されているコードの内容は残念ながら分からないものばかりですが、どんな方がブログを読んでくれているのか知ることができたことが嬉しかったです。
また、分からないなりに、どのように担当のテックブログを読み解いていくべきか考え、ChatGPTを利用してブログをレビューするプロンプトを作成することもできました。
技術広報インターンがブログをレビューするプロンプトを作ってみた - estie inside blog
estie広報インターンの魅力
インターンが主体的に動ける環境がある
estieの広報インターンの魅力のひとつは、主体的に動ける環境があることです。決められた業務以外の場面でも、自分で考え、実行する機会がたくさんあります。以前にもブログを執筆させていただいており、estieのメンバーならインターンでもブログを書くチャンスがいつでもあります。中でも特に驚いたのは、入社して間もない頃からブログに関する大きな権限を持たせてもらえたことです。記事の最終チェックを行い、問題がなければ実際に公開するという責任ある役割を持たせてもらえたことで、自分の仕事がestieの情報発信に直結していることを実感しました。
多くの人と積極的に関わることができ、幅広い人脈を築ける環境がある
さまざまな人と深く関われることも大きな魅力です。業務では執筆者やデザイナー、広報チームのメンバーなど、多くの人と連携しますが、それだけではありません。estieでは 「発信は広報だけが行うものではなく、全社員が主体的に行う」という文化が根付いており、エンジニアやビジネスサイドのメンバーを含め、あらゆる人がブログに関わっています。そのため、ブログを公開する際には、社内のさまざまな方とコミュニケーションを取る機会があり、本当に多くの人が情報発信に関わっていることを実感しました。
それ以外の場面でも、社内の人たちと交流する機会がたくさんあります。一緒にお昼ご飯を食べたり、フットサルやポーカー、ボードゲームをしたり、時には就職活動の相談に乗っていただくこともありました。さらに、大学のレポートを読んでもらい、フィードバックをいただくこともあり、学びの幅が広がる環境です。estieのメンバーが普段から積極的に発信し、情報共有を大切にしているからこそ、インターンの私でも気軽に相談でき、意見を伝えやすい雰囲気がありました。
最近は就職活動の際に、自分の口から敬語がスラスラと出てくることに驚きました。これも日々、社内のさまざまな方とやり取りし、伝え方を学んでいた成果であったことに気づきました。estieという環境で、多くの人と関わり、発信文化の中で成長できた期間は私にとって非常に濃い時間となりました。
最後に
estieは学生インターンを募集しています!
学生インターン同士の交流がある点も魅力のひとつです。
少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです!
hrmos.co