株式会社obniz 事例紹介

  • 事例紹介
  • 2021/03/24

田中 陸(Riku Tanaka)

目次

  1. 会社説明と設立の経緯について
  2. どのような人が在籍し、業務を進めているのでしょうか?
  3. 今回のオフィス移転の経緯について
  4. オフィス探しで重視していたポイントについて何かありましたか?
  5. 今回の移転先はどのように評価していますか?
  6. コロナ禍でオフィスの在り方が見直される中、なぜオフィス環境の整備に力を入れているのでしょうか?
  7. コロナ禍を含めて働き方に変化はありましたか?
  8. 緊急事態宣言解除後はどうするのでしょうか?
  9. オフィス探しはどのように行われたのでしょうか?
  10. 最後に何か一言ありましたらお願いいたします!

本日は、迅速かつ低価格でIoT化を実現できる製品とサービスを提供する株式会社obniz(オブナイズ)のCEO佐藤様にお話を伺いました。よろしくお願いいたします!

会社説明と設立の経緯について

「obniz(オブナイズ)」というIoT(Internet of Thing)のための製品やクラウドサービスの開発・提供をしている会社です。

obniz entrance 2

「IoTを誰でも開発できる世の中にしたい」という想いのもと、会社を立ち上げました。 というのも、IoT製品を開発するためには、電子回路設計をはじめ、ファームウェア設計やネットワーク設計など幅広い領域の知識が求められます。しかし、それら全てのスキルを保有しているエンジニアはあまりいません。

加えて、IoT製品開発をする際も、各領域をどう繋ぐのかの議論をその都度行う必要があり、時間がかかるため開発がうまく進みません。また、IoT製品開発で欠かせない「電気回路」のスキルを持っているエンジニアが少ないのも現状です。

そこで私たちは、クラウドの知識だけでIoT製品が作れるように、「電子部品をAPI化する(=ソフトウェアの機能を共有できる仕組み)」 というコンセプトをもとに「obniz」を生み出しました。

obnizBoard

IoT用コントロールボード『obniz Board』(上)、『obniz Board 1Y』(下)

出典:https://obniz.com/ja/products/obnizboard

どのような人が在籍し、業務を進めているのでしょうか?

現在は、インターン生を含めて10数名を超え、20代~60代と幅広い世代の人が在籍しています。これまでに製造機器メーカーやセキュリティ関係、化粧品メーカーなどさまざまな企業で経験を積んだ大変優秀なメンバーが集まって、それぞれの専門業務を担当しています。インターン生にもサンプル作成のみならず、実際のサービス開発にも携わってもらっており、一人一人が裁量権をもって業務を進めています。

「obniz」だけで全てのIoT開発から運用までを完結できるようにすることが近い将来の目標で、それに向かってメンバー全員で頑張っています。

interview

今回のオフィス移転の経緯について

事業拡大によりスタッフが毎月増えており、デスクだけでなく商談や会議のスペースも不足していたこと、同時にオフィスの一部を自社製品のテストやストックで使用する都合上、オフィスの面積拡大を目的に移転を実施しました。

渋谷→自宅→高田馬場→大塚→池袋と移転は今回で4回目になり、広さに関しては30~35坪の大塚のオフィスから現在は70坪程度と約2倍になりました。

obniz freespace

オフィス探しで重視していたポイントについて何かありましたか?

利便性と価格を重視していました。一方で、目新しさはあまり求めていませんでした。

利便性に関しては、私自身が西武池袋線を利用していることに加えて、移転によってスタッフの通勤を大きく変化させたくないという思いと、登記を変更しなくて良いことを前提にしてなるべく豊島区内で探していました。その中でも、平坦な土地と駅からの距離、乗り入れ路線の多さから池袋駅周辺のオフィスに決めました。

個人的には、窓が大きくて光を遮らない配置など、採光性に優れた内装も気にしていました。

obniz working scene 1

今回の移転先はどのように評価していますか?

オフィスまでの道のりが一本道で分かりやすく、すぐそばには大きな公園があるなど立地が良いこと、また外観も綺麗かつ重厚感があることから、クラウドサービスを含めて無形商材を扱う弊社にとっては信頼が得られやすいといったプラスな面があると考えています。

コロナ禍でオフィスの在り方が見直される中、なぜオフィス環境の整備に力を入れているのでしょうか?

皆が集まる場があることで、よりよい仕事ができるという考えがあるからです。

コロナ禍以前から、私たちは職場環境や柔軟な働き方について真剣に取り組んでいました。具体的には、清潔で快適な空間作りや、スタッフやインターン生たちが通いやすい立地など、高水準の労働環境づくりにかなり注力してきました。

obniz conference room small 1

今後もスタッフ全員の労働環境を整えながら、皆が気持ちよく働ける空間づくりを大切にしたいと思っています。

コロナ禍を含めて働き方に変化はありましたか?

例えば、エンジニアがプログラミングをする際には対象物がないと仕事ができないため、コロナ禍以前は、基本的に全員オフィスに出社していました。

緊急事態宣言以降は、一部のスタッフのみ出勤し、原則としてリモートワークにしました。その反面、顔が見えないなかでチャットや電話だけではコミュニケーションが取りづらい状況も発生しました。

緊急事態宣言解除後はどうするのでしょうか?

対面でコミュニケーションを取る方が組織としての一体感が生まれると感じています。

ですから、緊急事態宣言が解除された場合は感染症予防対策をきちんと取りつつ、なるべくオフィスに出社して積極的にコミュニケーションを取り合い、皆が一緒に働けたらと考えています。

obniz conference room large 2

オフィス探しはどのように行われたのでしょうか?

最初は、大塚でのオフィスを紹介してくれた不動産屋さんにご相談しました。インターネットも利用しましたが、理想的な物件は見つかりませんでした。

そのうち、弊社の投資元であるUTEC(東京大学エッジキャピタルパートナーズ)に推薦されて「estie」を知り、登録しました。

とても良かったです。通常なら不動産屋さんに実際に足を運んで相談し、条件に適した物件がなければ、また別の会社にお願いして再度物件を探すという大変な労力を要するのですが、「estie」の場合は希望の条件を登録しておけば、それに合った物件が紹介されるため手間がかかりません。

また、インターネット上では出ていない物件を紹介してくれる点もあって、非常に満足度は高かったです。

最後に何か一言ありましたらお願いいたします!

これまでお話した通り、私たちは働く環境の整備に力を入れてきました。

これからもスタッフ全員が快適に働けるように環境を整え、仕事で良いパフォーマンスを上げられるようにしたいと思っています。

監修

執筆者
田中 陸(Riku Tanaka)
経歴
東京大学経済学部卒業後、住友不動産入社。オフィスビルのアセットマネジメントを担当し、海外事業部にて世界主要都市の市場調査や投資検討に従事。 estieでは、セールスマネージャーとして営業や事業開発を手がける。 ベンチャー感を出すため、ヒゲと伊達眼鏡をトレードマークにしている。
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