オフィスを移転したい!オフィスデザインを考えるための6つのポイント

中村 優文(Masanori Nakamura)

目次

  1. オフィスの移転を決めたらオフィスのデザイン性も考えてみる
  2. オフィスを移転する際に考えたいデザインのポイント6つ
  3. オフィスに必須の備品からレイアウトを考える
  4. オフィスデザインに関する流れ
  5. デザイン事務所の選定方法・基準3つ
  6. オフィスデザイン費用の支払先
  7. デザイン性の高いオフィスに移転して仕事のモチベーションを上げよう

オフィスの移転を決めたらオフィスのデザイン性も考えてみる

企業を経営している人の中には、オフィスを移転したときにオフィスデザインを再考することの重要性について理解しづらい人も多いのではないでしょうか。


オフィスの施工やデザインはオフィス建築に特化したコンサルティング業者に依頼することで、社員の作業効率を上げていく職場作りをしていくこともできるようになるので、オフィスデザインに回せる資金があればオフィスのデザイン設計にコストを費やすようにしましょう。

なぜオフィスのデザインが大切なのか

オフィスの使い勝手の良さで社員の仕事への意欲などが変わってくるため、デザインを考慮しながらオフィスを建築することは重要です。


オフィスが機能的に優れたデザインでないと、社員同士がコミュニケーションを取る場を確保できなくなったり、オフィス室内の構成が機能的に考慮されたものでないとOA機器を使う際の移動が面倒に感じるので作業効率を低下させてしまいます。


そのため、オフィスデザインを重視する必要があります。

オフィスを移転する際に考えたいデザインのポイント6つ

企業経営者でオフィスを移転することを検討している中で、新しいオフィスにどのようなデザイン要素を取り入れるべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。


他の会社の社員が訪れる場所でもあるので、企業が取り組んでいる事業のイメージを表すオフィスであると共に、従業員がリラックスでき、仕事にも集中できる空間であることが必要になるため、それらを考慮してオフィスデザインを進めていくことが大切です。

1:開放感を出す

オフィスを移転する際に考えておきたいデザインのポイントの1つ目に開放感を出していくことが挙げられます。


天井が低く十分な広さが確保できないオフィスだと、仕事をしている社員がストレスを感じてしまうので、机同士の間隔を空けられるデザインを施すようにし、空間的な広がりを感じられる場所であることが必要です。

2:動線を考える

オフィスを移転する際に考えておきたいデザインのポイントの2つ目に導線を考えてデザインしていくことが挙げられます。


オフィス内で社員が移動するためのルートを考えながらデザインを進めていかないと、通常の作業をする際、移動することが面倒に感じてしまったり、災害などが起きた際、緊急時に即座に移動することが難しくなります。


従業員の安全を確保する意味でも導線を考えたデザインをオフィスに取り入れましょう。

3:緊急事態時に備えたレイアウトを考える

オフィスを移転する際に考えておきたいデザインのポイントの3つ目に緊急事態に備えたレイアウトデザインであることが挙げられます。


先述でもご紹介した通り、オフィスの通り道を移動しやすいようにデザインしておかないと、緊急事態時に避難用の通路まで辿り着けないことが起きてしまったり、非常侵入口から消防隊員などが入りづらくなり、思うような消火や救出ができないこともあります。

4:リラックススペースでコミュニケーションの促進を図る

オフィスを移転する際に考えておきたいデザインのポイントの4つ目にリラックススペースでコミュニケーションの促進を図っていくことが挙げられます。


リラックススペースを設けるようにして社員同士でコミュニケーションを取れる場を作るようにしないと、社員の団結力を強めていくことや意欲を向上させていくことが難しくなってしまうので、移転したオフィスに気分転換できる空間を設置する必要があります。

5:業務効率を考えた空間づくり

オフィスを移転する際に考えておきたいデザインのポイントの5つ目に業務効率を考えた空間を作ることが挙げられます。


業務に相応しいデスク配置であったり、外回りをして帰社した社員が仕事をしやすいように空間を演出しないと、業務効率を上げながら仕事をこなしていくことが難しくなってしまうので、業務効率向上を実現できるデザインを施していく必要があります。

6:企業のもつ特徴・イメージを表現する

オフィスを移転する際に考えておきたいデザインのポイントの6つ目に企業の持つ特徴やイメージを表現できるデザインを選ぶことが挙げられます。


企業のオフィスはその会社の顔となる場なので、事業とは関係のないインテリアを置いたり、誤解を招くようなデザインを取り入れることは避けるようにしましょう。


企業のブランドイメージを表現できるオフィスデザインを取り入れ、取引会社や顧客の信頼を得ていきましょう。

オフィスに必須の備品からレイアウトを考える

オフィスに必須となる備品のレイアウトを考えながら、オフィスデザインを決めていきましょう。


従業員が使うオフィスチェアなどは機能性だけでなく、デザインや材質も優れたものを採用するようにし、さらに使い心地を重視していくようにしてデスクなども業務に合わせた配置をしていきましょう。


ここでは、オフィスに必須となる備品のレイアウトを考えることの必要性について紹介していきます。

オフィスチェアは「機能性」「デザイン性」「材質」にこだわる

オフィスのレイアウトを考えていく際、オフィスチェアの機能性、デザイン性、材質にこだわって選んでいくことが重要です。


機能性やデザイン、材質に優れていないオフィスチェアだと機能的に使うことができないだけでなく長く使っていくことが難しくなってしまうので、オフィスチェアを選ぶ際は機能性、デザイン、材質に優れたものを採用していくことが大切です。

オフィスデスクは配置にこだわる

オフィスのレイアウトを考えていく際、オフィスデスクの配置にこだわっていく点が挙げられます。


業務内容に相応しいデスク配置でないと社員同士でコミュニケーションを取ることが難しくなったり、プライバシーを維持しながら作業していくことができず、オフィス全体の作業効率の低下に繋がるので理想的なデスクの配置ができるオフィスレイアウトを導入しましょう。

オフィスデザインに関する流れ

デザイン性に特化したオフィスを導入する際には取り入れるときの流れを知っておくことが重要になります。


移転するための目的を設定し、新たな物件が見つかれば新しいオフィスで実現させていきたいことをデザインに盛り込んでいきましょう。


デザイン会社や引越し業者、施工会社を予算内で選んで業務を依頼し、その後社員に協力を仰がなければならない点があればあらかじめ伝えておきましょう。

デザイン事務所の選定方法・基準3つ

理想的なオフィスデザインを取り入れていくためには、業務効率向上を実現できる場所を事務所として選んでいく必要があります。


マッチングサイトを活用して業務に相応しい事務所を探すようにしたり、実際に建物に訪れることで企業のイメージを表現できる場であるか確認することが可能です。


ここでは、オフィスデザインを取り入れやすい事務所の選定方法や基準について紹介していきます。

1:マッチングサイトを使ってみる

デザイン事務所を選定していくための方法にマッチングサイトを活用する方法があります。


マッチングサイトを利用すれば、時間や手間を掛けずにオフィスデザインを手掛けている会社を見つけることができ、数社のデザイン会社を比較することができるので予算や施工までの時間に合わせてデザイン会社を選ぶことができます。

2:デザインがイメージに合うかどうか

デザインが自社のイメージに合うかどうかもデザイン会社を選んでいく際の大切なポイントとなります。


デザイン会社が過去に取り扱った事例などを確認し、自社のオフィスをデザインしていくために必要なセンスを持っているかどうか見分けるようにしないと、社員一人一人が働きやすい職場を演出することが難しくなります。


また、デザインと機能性を兼ね備えたオフィスを実現させるためにも、慎重にデザイン会社を選びましょう。

3:ニーズが合致しているかどうか

デザイン会社を選ぶ際、自社のニーズを実現できるデザイン会社であるかも大切なことです。


こちらの希望や要望に応えらないデザイン会社だと理想的なオフィスを作り上げることが難しくなってしまうので、納期やコスト、デザイン、どの要素を重視している会社なのか知った上で依頼するようにし、自社が持っているニーズを実現させていきましょう。

オフィスデザイン費用の支払先

オフィスデザインの費用を納める支払い先を把握しておくこともオフィスデザインをスムーズに進めていくために重要なことです。


オフィスのデザインを依頼した会社と実際にデザインを形として施工していく会社は異なるため、2つの会社にオフィスデザインの料金を払うことを覚えておきましょう。


ここでは、オフィスデザインを依頼した場合、支払わなければならない会社について紹介していきます。

施工会社

オフィスデザインの費用の納め先の1つ目に施工会社への支払いがあります。


デザイン会社で起こしてもらった図面を移転先のオフィスとして選んだ場所で施工し、形にしてもらう際、工賃として施工会社へ支払う予算が発生するので、新しいオフィスの建築費用として計上された予算内に納められる施工会社を選んでおきましょう。

デザイン事務所

オフィスデザインの費用の納め先の2つ目にデザイン事務所への支払いがあります。


こちらの要望や希望に応えてくれるデザイン事務所を選ぶようにして、叶えたいニーズについてアドバイスや助言を与えてくれるデザイン事務所へデザインの依頼をするようにし、納得できる金額内でデザインの発注を行い、施工会社と別にデザイン料を支払うようにしましょう。

デザイン性の高いオフィスに移転して仕事のモチベーションを上げよう

移転先のオフィスデザインの重要性やデザインのポイント、レイアウトなどについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。


デザイン性に優れたオフィスでないと社員に仕事への意欲を高めさせたり、緊急時の避難なども難しくなることがあるためオフィスを移転する際は、デザインオフィスを導入することを検討してみましょう。


従業員同士のコミュニケーションを取っていくためにも、デザインオフィスを導入する必要があります。

監修

執筆者
中村 優文(Masanori Nakamura)
経歴
早稲田大学大学院卒業。大学院時代では未踏スーパークリエータに認定される。その後、三菱地所に入社し物流施設のアセットマネジメントや営業に従事。 不動産業界の知見とエンジニアリングの知見両方を持ち合わせており、estie proのプロダクトマネジャーとして活躍。 フットワーク軽く社内イベントをよく開催する。
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