今回は、銀座再開発の目玉である、GINZA SIX(銀座シックス)についてご紹介します。GINZA SIXは皆様ご存知、銀座にある複合商業施設で、2017年に銀座松屋の跡地に開業しました。200を超える商業施設だけでなく、オフィス棟、屋上庭園、能楽堂も兼ね備えた、非常に賑わう場所です。そんなGINZA SIXについて解説していきます。
GINZA SIXの基本情報
名称 :GINZA SIX(銀座シックス) 住所 :東京都中央区銀座6丁目10番1号 竣工 :2017年1月 高さ :約56m 階数 :地下6階、地上13階建 敷地面積 :9,077.49 m² 延床面積 :147,600.00 m² 事業者 :銀座六丁目10地区市街地再開発組合 アクセス :東京メトロ 銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座駅」A3出口より徒歩約2分 最寄り駅の東銀座駅からは、地下鉄連絡通路でGINZA SIX B2階へ直通しているため雨の日も濡れずに行くことができます。銀座一丁目駅、日比谷駅、有楽町駅からも歩いていくことが可能で、どのエリアからも非常にアクセスが良いです。
銀座の歴史
「銀座」は明治時代から高級商店街として発展してきた歴史のある商業集積地です。
その名前の由来は17世紀に徳川家康によって設置された「銀貨鋳造所(ぎんかちゅうぞうしょ)」に由来します。家康が隠居後に駿府(府中)から江戸に移設され、選ばれた場所が現在の銀座にあたります。鋳造所の周りには両替商や役所が集まり活気のある街となりました。
その後、銀座は大火や地震といった災害の度に街が生まれ変わり、いつの時代も最先端の街であり続けました。
近年ではインバウンドの爆買いなどでも取り上げられることが多い一大商業集積エリアとなっています。
近年は銀座にとどまらず、結節点である有楽町、日比谷での大規模再開発も相次いでおり、銀座・有楽町・日比谷へと回遊ルートが拡大しています。
今後も、渋谷や六本木といった国内外の商業集積エリアとの立地間競合において、強い競争優位性を発揮していくと期待されます。
大規模な再開発によって誕生
GINZA SIXは正面が接する「中央通り」と、裏面が接する三原通りの間のあづま通りを含む二街区を一体化し、再開発してできました。 中央通り側のエントランスは、ショッピングや非日常を楽しみにGINZA SIXに来る人々向けに作られています。一方、三原通り側にあるオフィスのエントランスはオフィスワーカー向けで、日常の場所としてのGINZA SIXとなっています。GINZA SIXはまさに2つの顔を持ち合わせた施設なのです。
(オフィスエントランス)
施設案内
GINZA SIX ガーデン
銀座最大、地域に開かれた約1200坪を誇る屋上庭園です。GINZA SIX ガーデンは13階、地上56mの高さで銀座を一望しながら、都会の中で自然を身近に感じることができます。中央の憩いの広場ではイベントも開催しており、銀座を訪れた人々に憩いや交流の場を提供します。
ツーリストサービスセンター
GINZA SIXは国際的な商業・観光拠点としての機能も持ち合わせます。GINZA SIXは観光案内やチケット発券、外貨両替、免税、手荷物一時預かり、宅配が可能で、インバウンドの需要に応えます。また、1階部分に銀座初となる観光バスの乗降場が設置されており、まさに「銀座の玄関口」となっています。
能楽堂
GINZA SIXの地下3階には能楽最大流派である観世流の拠点「観世能楽堂」が誕生しました。日本の伝統文化の発信拠点として、銀座を国際的な観光地として盛り上げていきます。国内外、老若男女が楽しめる、地域に開かれたホールとして役立っており、さまざまなイベントも行われています。
商業施設
6階までは、世界的に発信力のある国内外のブランドやショップをラインナップした日本を代表するラグジュアリーモールとなっています。銀座最大級の規模を誇り、銀座の地に相応しいハイブランドのアパレルが数多く入居しています。
オフィス
商業施設の上階、7階から13階は都内最大級の1フロア貸室面積を提供するオフィスフロアとなっています。約1800坪という巨大な1フロア貸室面積は、面積効率やレイアウトの自由度を高くするだけでなく、社内コミュニケーションの活性化させ、新しい発想を生み出す場所となります。
終わりに
いかかでしたでしょうか。歴史ある商業集積地、銀座の大規模な再開発によって新しい顔となったGINZA SIXの魅力は伝わったでしょうか。今後、銀座がどのように更なる発展をしていくのかが楽しみです
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