江東区のオフィス事情4つ|【エリア別】4つのエリアの賃料相場も紹介!

中村 優文(Masanori Nakamura)

目次

  1. 江東区の特徴とは?
  2. 江東区のオフィス事情4つ
  3. 【エリア別】江東区の4つのエリアの賃料相場
  4. 江東区の交通アクセスから考えるオフィス事情
  5. 江東区のオフィス事情を知ってオフィス移転を検討しよう

江東区の特徴とは?

江東区は、南側は夢の島などの埋め立て地が広がり、北側は亀有などの昔ながらの下町の商店街があるなど、エリアによって雰囲気の異なる区です。また、ベイエリアの豊洲も江東区にあり、東京湾の都心のビル街の両方の景観を楽しめるエリアとして近年人気が上昇しています。


ここからは、エリア別の特徴や相場など、江東区のオフィス事情について解説していきます。

江東区のオフィス事情4つ

江東区には、どのような物件や業種が多いのでしょうか。人気のウォーターフロントエリア豊洲のオフィス物件はどのような特徴があるのか見ていきましょう。


ここからは、江東区のオフィス事情4つを紹介していきます。

1:倉庫などの物件が多い

湾岸エリアの潮見・新木場・辰巳エリアは、材木産業で発展した場所として知られますが、近年ではメガ倉庫も立ち並ぶ、物流拠点として発展しています。


メガ倉庫とは、延べ床面積3万坪以上の巨大な物流センターのことです。江東区には、不動産ファンドなどが投資を行ったため、多くのメガ倉庫が誕生しました。

2:運送業・工業系の企業が多く入居している

江東区の中でも、新木場・潮見といった埋立地では、運送業や工業系の企業が多く事務所を構えているため、倉庫も多い傾向にあります。とくに、近年では巨大な物流センターであるメガ倉庫も立ち並ぶようになってきています。

3:豊洲エリアは築年数が浅い大型ビルが多い

豊洲エリアは、80年代ごろから開発が進んだこともあり、築年数の浅い大型ビルが多いことが特徴です。そのため、銀座など都心部へのアクセスが非常に良い割には、大面積で品質の高いオフィスビルを比較的低価格で借りられるといったメリットがあります。

4:都心のオフィスと比べて個室のスペースが広い

江東区は都心部と比べると、開発の時期が遅かったため、築年数の浅い大型ビルが多いことが特徴です。比較的低価格で広い面積のオフィスを賃貸できる可能性も高いです。


都心部のオフィスでは希望の広さのオフィスが見つからないという時には、江東区のベイエリアなどのオフィスを検討してみてはいかがでしょうか。

【エリア別】江東区の4つのエリアの賃料相場

江東区の賃貸オフィスの賃料相場は、2021年3月25日現在、30坪以下で14,030円、30~50坪で12,722円、50~100坪で11,687円、100~300坪で13,967円、300坪以上で13,017円となっています。


江東区のオフィスの賃貸相場について、豊洲・有明エリア、亀戸・清澄白河・住吉エリア、門前仲町・木場・東陽町エリア、潮見・新木場エリアの4つのエリアに分け、さらに詳しく解説します。江東区でのオフィス選びの参考にしてみてください。


出典:江東区の賃貸オフィスの賃料相場・目安|officetar
参照:https://www.officetar.jp/market/area/1315/

1:豊洲・有明エリア

豊洲・有明エリアは、江東区の中でも最も賃料相場の高いエリアです。豊洲・有明エリアの賃貸相場を坪数別に見ると、30坪以下の場合は16,369円、30~50坪の場合は16,090円となります。また、100~300坪の場合は17,200円、300坪以上の場合は16,451円です。


豊洲駅・有明駅などからほど近いこのエリアには、比較的新しいオフィスビルの物件が数多くあります。


出典:江東区の賃貸オフィスの賃料相場・目安|officetar
参照:https://www.officetar.jp/market/area/1315/

2:亀戸・清澄白河・住吉エリア

亀戸・清澄白河・住吉エリアは、江東区の中でも賃料相場の低いエリアです。


亀戸・清澄白河・住吉エリアの賃料相場を坪数別に見ると、30坪以下の場合は11,679円、30~50坪の場合は10,119円となります。50~100坪の場合は13,635円、100~300坪の場合は13,099円です。300坪以上の場合でも12,906円でかりることができます。


このエリアは、50坪以下の中規模以下の面積の賃貸物件が多いのが特徴です。


出典:江東区の賃貸オフィスの賃料相場・目安|officetar
参照:https://www.officetar.jp/market/area/1315/

3:門前仲町・木場・東陽町エリア

門前仲町・木場・東陽町エリアは、江東区平均より若干賃料相場の高いエリアです。


門前仲町・木場・東陽町エリアの賃料相場を坪数別に見ると、30坪以下の場合は15,962円、30~50坪の場合は14,276円、50~100坪の場合12,591円となっています。100~300坪の場合は13,125円、300坪以上の場合は14,700円です。


このエリアは、小規模なものから大規模なものまで幅広いオフィスビルが存在しています。


出典:江東区の賃貸オフィスの賃料相場・目安|officetar
参照:https://www.officetar.jp/market/area/1315/

4:潮見・新木場エリア

潮見・新木場エリアは、江東区の中でも賃料相場の低いエリアです。


潮見・新木場エリアの賃料相場を坪数別に見ると、30坪以下の場合は12,110円、30~50坪の場合は10,405円、50~100坪の場合は8,835円となっています。100~300坪の場合は12,444円、300坪以上の場合は8,010円です。


潮見・新木場エリアで検索すると、東西線の東陽町・南砂町から徒歩10分程度の物件も含まれるため、京葉線の潮見・新木場から近い物件は、さほど多くありません。


出典:江東区の賃貸オフィスの賃料相場・目安|officetar
参照:https://www.officetar.jp/market/area/1315/

豊洲・有明エリア亀戸・清澄白河・住吉エリア門前仲町・木場・東陽町エリア潮見・新木場エリア
30坪以下16,369円11,679円15,962円12,110円
30~50坪16,090円10,119円14,276円10,405円
50坪~100坪-13,635円12,591円8,835円
100~300坪17,200円13,099円13,125円12,444円
300坪以上16,451円12,906円14,700円8,010円

江東区の交通アクセスから考えるオフィス事情

江東区は、23区の中でも6番目の40.16㎢の広さを持つため、エリアによって最寄りの路線が異なります。


豊洲であれば、東京メトロ有楽町線の銀座一丁目や有楽町まで10分未満、門前仲町・木場・東陽町・南砂町であれば東西線で大手町まで直通です。また、白川清澄は東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄大江戸線が乗り入れているため、都内のどこへ行くにもアクセスがよいです。


出典:都内区市町村マップ||東京都ホームページ
参照:https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/tokyoto/profile/gaiyo/kushichoson.html

江東区のオフィス事情を知ってオフィス移転を検討しよう

江東区は、エリアによって最寄りの路線が異なり、オフィスビルの規模タイプや賃料相場なども変わってきます。オフィス探しをする時には、エリア別のオフィス規模や賃料相場、従業員の通勤アクセスなどを元に探すことをおすすめします。


江東区のオフィス事情を理解し、オフィスの移転を検討しましょう。

監修

執筆者
中村 優文(Masanori Nakamura)
経歴
早稲田大学大学院卒業。大学院時代では未踏スーパークリエータに認定される。その後、三菱地所に入社し物流施設のアセットマネジメントや営業に従事。 不動産業界の知見とエンジニアリングの知見両方を持ち合わせており、estie proのプロダクトマネジャーとして活躍。 フットワーク軽く社内イベントをよく開催する。
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