快適なオフィスづくりをするポイント13個!オフィス探しのポイントも解説

田中 陸(Riku Tanaka)

目次

  1. なぜ快適なオフィスづくりが大切?
  2. 快適なオフィスづくりのポイント13個
  3. 快適なオフィスを探すときのポイント3個
  4. ポイントを押さえて快適なオフィスづくりをしよう

なぜ快適なオフィスづくりが大切?

仕事をする上で欠かせないのがオフィスで、社員は一日の大半をオフィスで過ごします。


オフィスを快適な環境に整えると仕事の効率化が上る・社員のストレスが減るなど企業にとってメリットが多くあります。


このように、優秀な社員を会社に定着させるためには快適なオフィス環境を整えることが重要な要素です。快適なオフィスづくりが企業に求められています。

快適なオフィスづくりのポイント13個

快適なオフィスは、優秀な人材を離職することを防ぎます。しかし、快適なオフィスと言われても何から手をつけて良いか分からないと悩む方も多いのではないでしょうか。


そこで、この記事では快適なオフィスづくりをするポイントを13個ご紹介します。オフィス探しのポイントもご紹介していますので参考にしてみてください。

1:社員の意見を聞く

快適なオフィス作りには、社員の意見を聞いてみましょう。


まずオフィス環境の現状を知る事が大事です。オフィスを実際に活用する社員の生の声を聞き、現状を把握して今後の対策に活かしましょう。


普段使用している社員だからこそ、細かい視点や不満に気付くことができます。社員の声を聞くことが働きやすい快適なオフィス作りの第一歩です。

2:レイアウトを考える

仕事の効率を上げるためにはオフィスのレイアウトが重要になります。


オフィスにデッドスペースはないか、仕事が今よりもはかどるような機器を導入する必要はないか、コピー機などは使いやすい配置になっているか、誰もが仕事をやりやすいようなレイアウトを考えましょう。


オフィスレイアウトには多くの企業が取り入れている「対向式(島型)レイアウト」「スクール式(並列式)レイアウト」「クラスター型レイアウト」「フリーアドレス型レイアウト」の4つの型があります。


会社に合ったレイアウト型を取り入れてみてください。

3:開放感のある空間にする

開放感のある空間にすることで、従業員が充分にゆとりを持って動ける空間ができるため快適に過ごせます。


オフィスには机や棚といったビジネス用品だけでなく、書類や資料も置かれています。狭いオフィスに物が多くあると、窮屈に感じてしまいます。圧迫感のある環境では、社員は落ち着いて仕事ができません。


充分なゆとりを持ち、開放感のある空間にしましょう。

4:適切な温度や湿度に設定する

適切な温度・湿度管理をすることが、仕事の生産性と関係しています。


暑すぎたり寒すぎたりすると、仕事に集中しづらく、ミスをしてしまうなど仕事の効率が下がります。室温を適切な温度に調節することで、集中して仕事に取り組めるでしょう。そのため、室温調節次第で仕事のパフォーマンス向上に期待できます。


また、湿度が低すぎると空気が乾燥し、肌トラブルやドライアイ・風邪をひきやすくなるなど、健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。


適切な温度・室温管理を設定し、仕事の効率を上げましょう。

5:清潔感のある空間にする

清潔感がなく物が散らかり生活感が溢れていると、社員の集中力が途切れ仕事のパフォーマンスが落ちてしまいます。


清潔感のある空間にすることにより、仕事に集中して取り組めるだけでなく精神面も落ち着いてきます。また、清潔感のあるオフィスはお客様にも好印象を与えます。


多くの色を取り入れてしまうと清潔感がなくなってしまうので、色選びに注意しましょう。

6:雑音対策をする

オフィスで発生する雑音を対策しましょう。雑音対策を怠ると、仕事に集中できず業務効率が低下してしまいます。


例えばオフィスの雑音として挙げられるものは、人の声・電話の音・コピー機の音・会議室の声などです。それらの雑音を対策することにより、社員の集中力は上がり、仕事の効率もアップします。


雑音を対策することが仕事に様々な良いメリットを生み出します。

7:休憩スペースを設ける

休憩スペースを設けましょう。


休憩スペースで休むことにより、気分転換やリフレッシュができ、集中力が回復します。仕事の効率を上げるためには社員の集中力が大きくかかわっていることから、人が集中できる時間には限度があるため、適度な休憩を取り入れることで集中力が戻ってきます。


仕事のオンとオフを切り替えられる休憩スペースを設け、適度にリラックスできる環境で業務の効率を高めましょう。

8:十分な幅の通路を確保する

オフィス内だけでなく、通路も快適なオフィス作りには重要な要素の1つです。


通路が狭いと作業がはかどらなかったり、人とすれ違う際に窮屈でストレスを感じたりと様々な不便が生じます。また、通路は避難経路ということも忘れてはいけません。


いざという時のためにも、十分な幅の通路を確保しておきましょう。

9:緑を取り入れる

緑を取り入れ、快適なオフィス環境にしましょう。


緑にはリラックス効果や疲労を回復する効果があると言われています。緑は目に優しく、癒しの効果があると言われているため快適なオフィス作りには欠かせません。


他にも緑を取り入れることにより、社員同士の交流が生まれるなどのメリットが挙げられます。手入れが負担にならないような植物を選ぶこともポイントです。

10:フリーアドレスを導入する

フリーアドレスを導入しましょう。


フリーアドレスは決まった席を決めず、毎日違う好きな席で仕事に取り組みます。例えば印刷を多くする日は、コピー機の近くの席に座り仕事をします。その日の業務に合った席で仕事をすることで業務の効率が上がるでしょう。


その他にも、社員のコミュニケーションが活性化し、新たなアイデアも生まれやすくなるというメリットもあります。フリーアドレスを導入することで、働きやすい環境が生まれるでしょう。

11:アクセスしやすい立地にする

アクセスしやすい立地にしましょう。


アクセスしやすい立地にオフィスを構えると、通勤時間が減る・交通費が抑えられる・人材が集まるなどメリットが多くあります。立地によっては企業のイメージも上がり、企業のブランディングにもつながります。


また、アクセスしやすい立地にすることで、社員だけでなく顧客からも選ばれる企業になれるため、立地にはこだわりましょう。

12:一人きりになれるスペースを設ける

一人きりになれるスペースを設けましょう。


一人きりになれるスペースを設けることにより、社員は仕事に集中して取り組めます。オフィス内では人の声や動きがどうしても気になってしまいます。そのため集中したいのに集中できないという場面が多くあるでしょう。


人の目を気にせず集中できるスペースを設けることにより、作業の効率アップが期待できます。

13:災害への対策やセキュリティを整える

社員が安心して仕事に取り組めるよう災害への対策やセキュリティを整えましょう。


災害が起こったとき、オフィスが整理整頓されていないと物が落ちてきたり、避難経路がふさがれたりと、働いている人が危険な目に合うリスクが高まります。そのため、普段から整理整頓を心がけ、社員が災害時も安全に行動できるよう災害対策が必要です。


さらにセキュリティを整えることも重要です。オフィスには多くの人が出入りします。IDなどで人の出入りを管理するなどセキュリティ対策に目を向けることもオフィス作りでは大事です。

快適なオフィスを探すときのポイント3個

ここまで快適なオフィスづくりのポイントを紹介しました。


実際に快適なオフィスを探す際にはいくつかのポイントがあります。ここからは、快適なオフィスを探すときのポイントを3個ご紹介します。

1:条件の優先順位を決める

快適なオフィスを作るため、条件の優先順位を決めましょう。


オフィス作りを行う際、優先する順位を決めておくと、スムーズに進みます。社員にどういうオフィスにしたいかヒアリングすると様々な意見があがります。しかし、全てに対応することは現実的ではありません。


第一条件・第二条件と社員の声から優先順位をつけ、その優先順にオフィスを選びましょう。

2:取り扱う物件数が多い業者でオフィスを探す

オフィスを探すときの業者選びでは、取り扱う物件数が多い業者を選びましょう。


様々なオフィス条件を考慮していくと、条件にマッチした物件を探すことはとても難しくなります。そこで、多くの物件を扱う業者で物件を探しましょう。物件を比較しながら選ぶことにより、条件に近い物件を見つけることができます。


取り扱う物件数が多いと幅広い選択肢があるので、業者にアドバイスをもらいながら決めましょう。

3:内見をしてチェックする

オフィス選びは内見をしてチェックしましょう。


内見を入念に行うことで、快適なオフィスになるかどうかが決まります。企業イメージに合っているか・日当たりは良いか・デスクなどのオフィス機器はいくつ配置できるか・エレベーターやトイレなど、くまなくチェックしてください。


契約してから後悔しては遅いです。内見でしっかり確認しましょう。

ポイントを押さえて快適なオフィスづくりをしよう

この記事では快適なオフィス作りに役立つポイントを紹介しました。


快適なオフィスは社員のモチベーションがアップ、優秀な社員の定着率向上など多くのメリットがあります。ポイントを押さえて快適なオフィス作りをしましょう。

監修

執筆者
田中 陸(Riku Tanaka)
経歴
東京大学経済学部卒業後、住友不動産入社。オフィスビルのアセットマネジメントを担当し、海外事業部にて世界主要都市の市場調査や投資検討に従事。 estieでは、セールスマネージャーとして営業や事業開発を手がける。 ベンチャー感を出すため、ヒゲと伊達眼鏡をトレードマークにしている。
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