オフィス環境の見直しが必要?ネットワーク構築のポイント6つを紹介

中村 優文(Masanori Nakamura)

目次

  1. オフィスのネットワーク構築が必要?
  2. オフィスネットワーク構築のポイント6つ
  3. オフィスのネットワーク構築で準備するもの4つ
  4. オフィスネットワーク構築の手順
  5. オフィス環境を確認し使い勝手が良いネットワーク構築をしよう

オフィスのネットワーク構築が必要?

企業を経営している人は、オフィスにインターネットのネットワークを構築することでどのような利点があるのか把握しきれていない方も多いのではないでしょうか。


業務を効率化させたり、生産性を向上させたりしていくにはネットワークの構築が不可欠であり、他社との競争に勝っていくためにもネットワークの導入が重要になってきます。


ネットワークの種類や特徴を学び、オフィスのネットワーク構築に役立てていきましょう。

オフィスネットワークとは

オフィスネットワークとは社内のLANやWANを用いて接続できるインターネットのことであり、会社内にいればこれらのネットワークが利用できます。


オフィスで使われるLANケーブルなどを用いたネットワークは多くの人が接続するため、家庭などで構築されるネットワークよりセキュリティの強化が求められ、また、トラブルが起きないように規格に沿った機器を備えておく必要があります。

オフィスネットワーク構築のポイント6つ

企業を経営している人でオフィスにネットワークの構築を検討している人は、どのようなポイントを押さえてネットワークを導入すべきか知りたい方も多いのではないでしょうか。


本格的にオフィスにネットワークを導入する場合、企業の拠点の数や用途に合わせて規格を選択する必要があり、多くのパソコンを接続するためIPアドレスの規模を大きくすることやセキュリティを強化していくことが重要となります。

1:導入する前にネットワーク規格を見直す

オフィスにネットワークを構築する際のポイントの1つ目に導入する前にネットワーク規格を見直しておくことが挙げられます。


ネットワークを導入する際、現在オフィスで使われているネットワーク規格を見直し、有線LAN、無線LANのどちらでネットワークを構築することが、これからの業務に必要なのかを考え、オフィスの規模や用途に合ったネットワークを選びましょう。

2:トラフィック量の可視化

オフィスにネットワークを構築する際のポイントの2つ目にトラフィック量を可視化できる状態にすることが挙げられます。


ネットワークにおける通信量が膨大に増えてしまうと通信障害が起きたり、サーバーダウンや通信の遅延などが起きたりしてしまいます。オフィスで利用しているネットワークのトラフィック量を可視化しておき、通信障害が起きないように監視し、対処していく必要があります。

3:事業拡大に伴いIPアドレスが必要とする

オフィスにネットワークを構築する際のポイントの3つ目に事業拡大に伴い多くのIPアドレスが必要になることが挙げられます。


オフィスで多くのデバイス機器を使用する場合、一つ一つのパソコンなどにIPアドレスを振り分けることになります。通信相手の間違いを無くしながら正常にデバイスを使っていくためにはIPアドレスの数値を高くしておく必要があります。

4:セキュリティを強化する

オフィスでネットワークを構築する際のポイントの4つ目にセキュリティを強化しておくことが挙げられます。


オフィスで使うネットワークなので顧客の個人データなどの漏洩を防ぐためにも、セキュリティを強化しておくことを考えておきましょう。そのためにはセキュリティを強化するためのソフトや機器を導入し、社員にセキュリティの重要性を伝えておくことが大切です。

5:拠点数を把握しておく

オフィスでネットワークを構築する際のポイントの5つ目に拠点数を把握しておくことが挙げられます。


本社以外にも多くの拠点を持つ企業であれば、快適にネットワークを使うためにも拠点数を把握し、それらの情報をネットワーク構築に役立てていくようにしましょう。


拠点数によってネットワーク構築のための費用が異なるので、予算内で済ますことが可能か本社以外の拠点も把握しておきましょう。

6:生産性向上や業務効率の改善

オフィスでネットワークを構築する際のポイントの6つ目に生産性向上や業務効率を改善できるか考えてネットワークを構築することも大切です。


オフィスのネットワークを構築し直したのに業務の効率が下がってしまっては新たにネットワークを構築した意味がなくなってしまうので、業務使用するためのパソコンの数を把握し、新しく構築し直したネットワークを使うための運用マニュアルを配布しましょう。

オフィスのネットワーク構築で準備するもの4つ

会社を経営している人は、自社のオフィスのネットワークを構築するためにどのような機器を準備しなければならないのか把握しづらいという方も多いのではないでしょうか。


オフィスのネットワーク構築はLAN経由で行われることが多いため、セキュリティを強化してあるLANケーブルやLANスイッチ、ルーター、NICといった機器を選び、ネットワークの構築に役立てましょう。

1:LANスイッチ

オフィスのネットワーク構築で準備するものの1つ目にLANスイッチがあります。


無線LANを活用する場合、複数のアクセスポイントを配置する必要があります。適切なアクセスポイントを探すために数カ所移動することを繰り返さなくてはならなくなるので無線LANスイッチを活用し、電波強度を測定する作業の手間を省きましょう。


また、LANスイッチを活用すれば、アクセスポイントの配置計画が立てやすくなります。

2:NIC

オフィスのネットワーク構築で準備するものの2つ目にNIC(Network Interface Card)があります。


オフィス内でLAN接続を行う場合、NICを使わなければならなくなるので、インターネットに接続するパソコンの台数分のNICを準備します。NICを各デバイスに取り付けた後は、各パソコンでサーバー設定を行い、社内ネットワークで使えるようにしましょう。

3:LANケーブル

オフィスのネットワーク構築で準備するものの3つ目にLANケーブルが挙げられます。


LANケーブルは社内ネットワークを有線で接続させるために必要な機器となるので、用途に合わせてケーブルの長さを選び、通信速度がある程度見込めるものを採用するようにしましょう。


また、LANケーブルは消耗品でもあるので、備品としてすぐ使えるように社内に用意しておきましょう。

4:ルーター

オフィスのネットワーク構築で準備するものの4つ目にルーターがあります。


ルーターは複数のパソコンやデバイスを繋げるための機器となるので、ネットワークの規格に沿ったルーターを選び、使用しましょう。


また、セキュリティ機能が高いルーターを選んでおけば、社内のネットワークセキュリティをより強固にすることができます。

オフィスネットワーク構築の手順

オフィスでネットワークを構築する際、手順に従って作業することが大切なポイントになります。


まず自社で使うネットワークシステムはどのようなものが適切であるか考え、現状を調査しながらネットワークの設計を進めましょう。また、業務の用途に合わせてアクセスしやすいシステムを選んで構築することも大事なことになります。


職場でアクセス権限を含んだ、セキュリティ対策についても考えておきましょう。

オフィス環境を確認し使い勝手が良いネットワーク構築をしよう

オフィスでネットワークを構築する際のポイントや手順、ネットワーク構築に必要となる機器について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。


オフィスで快適に使えるネットワークを構築するためには、オフィス内の現状把握やトラフィック量の可視化、多くのIPアドレスが必要になることを知っておくことが大切です。


使い勝手が良いネットワークを構築するためにも、オフィス環境を確認することから始めましょう。

監修

執筆者
中村 優文(Masanori Nakamura)
経歴
早稲田大学大学院卒業。大学院時代では未踏スーパークリエータに認定される。その後、三菱地所に入社し物流施設のアセットマネジメントや営業に従事。 不動産業界の知見とエンジニアリングの知見両方を持ち合わせており、estie proのプロダクトマネジャーとして活躍。 フットワーク軽く社内イベントをよく開催する。
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