リフレッシュルームを設けるメリット9個|リフレッシュルーム導入時の留意点は?

中村 優文(Masanori Nakamura)

目次

  1. 今やリフレッシュルームは企業に欠かせないものである
  2. リフレッシュルームを設けるメリット9個
  3. リフレッシュルームを設ける際のポイント4つ
  4. リフレッシュルーム導入時の留意点3つ
  5. リフレッシュルームで会社を活性化しよう

今やリフレッシュルームは企業に欠かせないものである

近年、オフィスにリフレッシュルームを設置する企業が増えています。今や、企業に欠かせないものであると言っても過言ではないでしょう。


リフレッシュルームは単なる休憩室としての役割にとどまらず、気分転換やコミュニケーション、ストレス軽減など様々な目的で活用されています。


この記事では、リフレッシュルームを設けるメリットやポイント、留意点などを紹介します。自然に人が集まる、魅力的な空間作りの参考にしてみてください。

リフレッシュルームを設けるメリット9個

効率や生産性が上がるよう働くためには、適度に休憩を取ることが不可欠です。忙しすぎて従業員が休む暇もない、という企業ほど、リフレッシュルームの設置を検討されてはいかがでしょうか。


リフレッシュルームを社内に設けることで、たくさんのメリットが生まれると考えられます。ここでは、リフレッシュルームを設けるメリットを9つご紹介します。

リフレッシュルームを設けるメリット1:仕事におけるストレスの軽減

リフレッシュルームを設けるメリットとして、まず、仕事におけるストレスを軽減することが考えられます。


仕事をする上で人間関係や仕事内容、仕事量などの悩みはつきものです。ストレスの多い職場では離職率が高くなり優秀な人材の確保が難しくなった結果、職場環境がさらに悪化することもあるでしょう。


リフレッシュルームは、仕事中にストレスを感じた時に気持ちをリセットできる大切な場であるといえます。

リフレッシュルームを設けるメリット2:従業員の生産性の向上

従業員の生産性を上げるためには、オンとオフの切り替えを適切に行うことも大切です。仕事の合間に適度な休憩を入れると、心身の緊張がほぐれて新たなやる気がわいてくるものです。


また、ソファでの気軽なミーティングやノートPCを持ち込んだ仕事もできるようなリフレッシュルームであれば、他の従業員と交流しながら自分のデスクとは違う気持ちで仕事に取り組めます。結果的に効率が上がり、社内全体の生産性の向上にも役立つことでしょう。

リフレッシュルームを設けるメリット3:従業員の創造力の向上

従来のルーティンワークの自動化が進む中で、私たちにはよりクリエイティブな役割が求められてきています。リフレッシュルームは、従業員の創造力を高めることに一役買ってくれるでしょう。


自分のデスクという日常の枠を離れ、ゆとりのある空間に身を置くことで新しいアイデアが浮かぶ場合があります。


特にクリエイティブ系の仕事の場合、リフレッシュルームそのものをアイデアに溢れたレイアウトにすると、インスピレーションを得るのにもより効果的だといえるでしょう。

リフレッシュルームを設けるメリット4:社内コミュニケーションの活性化

気軽に利用できるリフレッシュルームがあると、社内コミュニケーションの活性化にもつながります。デスクでは話せないようなプライベートなことも、リフレッシュルームでは話題にしやすいと考えられるためです。


また、リフレッシュルームでは、普段は顔を合わせるだけの他部署の人ともコミュニケーションが取りやすく、部署や役職を超えた情報共有が可能です。新しいアイデアやプロジェクトも生まれやすい空間であるといえるでしょう。

リフレッシュルームを設けるメリット5:集中力が低下した時の気分転換

社内の立ち寄りやすい場所にリフレッシュルームがあると、仕事への集中力が低下した時に気軽に気分転換することができます。


長い時間、集中力を保ち続けることは、なかなか難しいものです。そんな時はいったん休憩を取り、頭をスッキリさせてから再度デスクに向かうと効率よく仕事を進められるでしょう。

リフレッシュルームを設けるメリット6:新しいアイデアが生まれる

自分のデスクでずっと仕事をしていると、だんだん煮詰まってきて、アイデアが何も浮かばないという状況に陥ることも少なくありません。


そんな時には気持ちを切り替えられて自然に発想がわいてくるような、リラックスできる環境に身を置くことが大切です。


リフレッシュルームは煮詰まった頭に風を通して、新しいアイデアを生みだしやすくする空間なのです。

リフレッシュルームを設けるメリット7:企業のイメージアップ

リフレッシュルームを設けることは、従業員にとって働きやすい環境作りに役立つばかりでなく企業のイメージアップにもつながります。


居心地のよいリフレッシュルームを設置していると、社外の人に「職場環境をきちんと考えてくれる会社だ」というイメージを与えることでしょう。


人材採用においても社外取引においても、好影響をもたらすことが期待できます。

リフレッシュルームを設けるメリット8:従業員の満足度が高まる

ストレスを感じた時や集中力が途切れた時など、気軽に気分転換のできるリフレッシュルームがあると従業員の満足度が高まると考えられます。


従業員は「働きやすい職場環境を整え、社員を大切にしてくれる会社だ」と感じ、企業への帰属意識が高まり、モチベーション向上にもつながるでしょう。

リフレッシュルームを設けるメリット9:社内の人脈づくりに繋がる

リフレッシュルームでは、社内のコミュニケーションが活発になります。つまり、部署や役職という枠を超えた社内の人脈づくりに繋がるメリットがあります。


普段は接点のない人との雑談から新しいプロジェクトが生まれたり、イベント時には部署にこだわらず協力しあったり人間関係の改善はもちろんのこと、仕事上の可能性を広げていくこともできるでしょう。

リフレッシュルームを設ける際のポイント4つ

企業と従業員にとって多くのメリットがあるリフレッシュルームですが、実際に設置する場合、どのように作ればいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。


たくさんの人に利用してもらえるリフレッシュルームを作るためには、いくつかのポイントがあります。ここで、リフレッシュルームを設ける際のポイントを4つご紹介します。

リフレッシュルームを設ける際のポイント1:人の往来が多い場所に設置する

リフレッシュルームはオフィスの入口近くや中心部など、人の往来が多くて立ち寄りやすい場所に設置しましょう。


オフィスの奥などの行きづらい場所に設置してしまうと、誰も利用しないという状況になりかねません。


リフレッシュルームはミーティングや面接など多目的に使うため、社内の誰もが利用しやすい場所に設けるのが理想です。

リフレッシュルームを設ける際のポイント2:リラックスできる空間にする

リフレッシュルームを設ける際には、利用する人がゆったりリラックスできる空間にすることも大切です。


配置するテーブルや椅子などの家具を木の温かみのある素材のものや、インテリアを落ち着くような色味に統一するのもよいでしょう。また、照明を工夫したり観葉植物などを取り入れたりすると、より高いリラックス効果が期待できます。

リフレッシュルームを設ける際のポイント3:眺めのいい場所に設置する

大きな窓に面した眺めのいい場所にリフレッシュルームを設置できれば、さらに理想的です。


仕事に疲れた時、窓から外の景色を見るだけで気持ちの切り替えが容易になります。また、窓外の緑が、パソコンの使用で疲れた目を癒してくれるでしょう。

リフレッシュルームを設ける際のポイント4:コンセプトを明確にしておく

リフレッシュルームを設ける時には、コンセプトを明確にしておくことも大切です。


落ち着ける空間にしたいのか、元気が出るような空間にしたいのか、はたまたインスピレーションがわくような場所にしたいのか、目的や使い方に応じて内装も変わってくるからです。


また、ミーティングやカフェスペースなどにも利用する場合は、家具の配置にも考慮が必要になります。


最初にコンセプトを明確にしておくことで、リフレッシュルームをより効果的に活用できるでしょう。

リフレッシュルーム導入時の留意点3つ

リフレッシュルームをどのような目的で使うのか、コンセプトをあらかじめ明確にしておかないと設置したものの誰も利用しないという事態になりかねません。


そのような状況を避けるため、リフレッシュルームを導入する時に留意しておきたい点を3つご紹介します。

リフレッシュルーム導入時の留意点1:打ち合わせのみで使うか食事でも使うか

リフレッシュルームをミーティングやカフェスペースとして使う場合、家具の置き方にも配慮が必要です。打ち合わせのみで使うのか食事でも使うのかによって、設置する備品も異なります。


食事でも使用する場合は、冷蔵庫や電子レンジなどの設置が必要です。ミーティングや打ち合わせで利用する場合、ホワイトボードの設置やWi-Fi環境があると、より利便性が増すでしょう。

リフレッシュルーム導入時の留意点2:どの程度の広さが適切か

従業員の人数や利用する目的に応じて、どの程度の広さが適切か見積もっておくことも必要です。内装や家具の配置であれば後で変更することも可能ですが、狭い部屋を後から広くすることはできないからです。


数人程度のミーティングで利用できればいいのか、すべての従業員が一度に使うことがあるのかなどをリフレッシュルームの設置前に考慮し、スペースの広さを決めておくことが大切です。

リフレッシュルーム導入時の留意点3:社内のみの使用か訪問客にも開放するか

社内のみで使うのか訪問客にも開放するかどうかということも、あらかじめ決めておきましょう。誰が使うのかによって、設置する場所や内装も変わります。


訪問客にも開放する場合、入口から近い場所が便利ですが、社内のみで使うのであればオフィスの中心部に設置してもよいでしょう。


いずれにしても、利用する人にとっての利便性や快適さを最優先に決めていくことが重要です。

リフレッシュルームで会社を活性化しよう

リフレッシュルームは単なる休憩室という枠を超え、仕事のモチベーションや効率を上げたり、コミュニケーションを円滑にしたりと大きな役割を果たすようになっています。


また、リフレッシュルームのメリットや設置のポイントを事前に知っておけば、利用者にとってより魅力的な空間を作ることが可能です。リフレッシュルームを大いに活用して、会社全体を活性化していきましょう。

監修

執筆者
中村 優文(Masanori Nakamura)
経歴
早稲田大学大学院卒業。大学院時代では未踏スーパークリエータに認定される。その後、三菱地所に入社し物流施設のアセットマネジメントや営業に従事。 不動産業界の知見とエンジニアリングの知見両方を持ち合わせており、estie proのプロダクトマネジャーとして活躍。 フットワーク軽く社内イベントをよく開催する。
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