渋谷ヒカリエに迫る|知られざるオフィスの全貌を徹底解説!

中村 優文(Masanori Nakamura)

目次

  1. 渋谷ヒカリエの基本情報
  2. 「時代を先取りするライフスタイルを提案する」渋谷のDNA
  3. 知られざる「渋谷ヒカリエ」のオフィスとは
  4. 情報の発信拠点「Hikarie Hall(ヒカリエホール)」
  5. 集い、学び、遊べる、自由なスペース「RoomO(ルームオー)」
  6. おわりに

estie(エスティ)を使ってオフィス移転を検討されるお客様の中でも、一番人気の街である「渋谷」。

渋谷エリアは長らく、オフィスビル不足と言われていましたが、2012年に「渋谷ヒカリエ」を発端とし大型の開発が始まりました。今では、「渋谷フクラス」「渋谷ストリーム」「渋谷スクランブルスクエア」などの開業が記憶に新しいですね。

渋谷に行っても買い物はするけど、オフィスには入ったことがない、という方も多いのではないでしょうか?

今回は、オフィスエリアにスポットを当てて「渋谷ヒカリエ」を紹介していきます。

渋谷ヒカリエの基本情報

外観

地下鉄で渋谷駅に到着し、地下の喧騒を抜けたB5出口。

光が差し込み、お洒落な若者たちが集まる、そんな渋谷の顔が「渋谷ヒカリエ」のショッピングモール「ShinQs(シンクス)」です。2012年にオープンしたこちらの施設は、皆さんも一度は訪れたことがあるのではないでしょうか?

それでは知られざるオフィスビル「渋谷ヒカリエ」の全貌に迫ってみましょう!

名称渋谷ヒカリエ
住所東京都渋谷区渋谷2-21-1
竣工2012年3月
開業2012年4月26日
高さ約182.5m
階数地上34建、地下4階
敷地面積9,640.18㎡(2,916.15坪)
延床面積144,545.75㎡(43,725.08坪)
事業者東急株式会社、東京地下鉄株式会社(東京メトロ)、東宝株式会社、田中ビル株式会社、嘉栄ビル株式会社、株式会社ヒラゼンビル

「時代を先取りするライフスタイルを提案する」渋谷のDNA

ロゴ

出典:http://www.hikarie.jp/about/

今では流行・文化が生まれる場所として広く認知されている渋谷ですが、その中心となっていたのが、1956年にオープンした「東急文化会館」でしょう。渋谷の歴史を見つめ続けたこの建物は、東急東横線の地下化と副都心線建設のため、2003年に惜しまれつつも解体されました。

そんな跡地に、10年近くの歳月をかけて再オープンしたのが「渋谷ヒカリエ」です。渋谷のDNAを色濃く受け継いだ最新鋭のオフィスビルとして、約2,000席を擁する本格的なミュージカル劇場「TOKYU THEATRE Orb」や、1,000㎡/300㎡のイベントホール「Hikarie Hall」を備えた新たな情報発信拠点が誕生しました。

「渋谷ヒカリエ」は、これまでにない新しい発想の高層複合施設として、オフィス、文化施設、商業施設が一体となり、街とつながり、渋谷から未来を照らし、世の中を変える光になるという意志を込めて「渋谷ヒカリエ」としました。

という公式メッセージの通り、「渋谷ヒカリエ」は変貌を遂げつつある渋谷の第1弾再開発案件として、地権者の強い意気込みを感じますね。

building brief

出典:http://www.hikarie.jp/about/

知られざる「渋谷ヒカリエ」のオフィスとは

エントランス

次世代の渋谷を切り拓くオフィスビルである「渋谷ヒカリエ」には、一体どんな企業が入居しているのでしょうか?

渋谷ヒカリエの入居企業を調べていて思ったことは、まさに渋谷らしい顔ぶれだなということです。

日本を代表するIT企業であるKDDIとこれまた日本を代表するメガベンチャーであるディー・エヌ・エーが拠点を構えるITの総本山。そして若者の絶大な支持を得るファッションブランドのLOWRYS FARMやniko and... を展開するアダストリアも本社を構えています。

文化と流行、そして日本のIT産業の集積地である渋谷を体現したようなオフィスビルが「渋谷ヒカリエ」なんですね。

情報の発信拠点「Hikarie Hall(ヒカリエホール)」

渋谷ヒカリエの大きな特徴の一つが、都内最大級のイベントホールである「Hikarie Hall(ヒカリエホール)」です。1,000㎡と300㎡、天井高7mの高性能ホールでは、日夜イベントが開催され、世界に向けた情報発信が行われています。

例えば渋谷ヒカリエで開催されたイベントとして有名なのは、estieもFinalistとして登壇した「TechCrunch Tokyo 2019」です。こちらはシリコンバレーを代表するスタートアップメディアであるTechCrunchが主催し、設立3年未満のスタートアップ企業が競い合う日本最大級のスタートアップピッチイベントです。このように渋谷ヒカリエでは、文化と流行だけでなく、ビジネス面でも新しいイノベーションがどんどん生まれ続けているんですね!

TechCrunch 2019floor plan

出典:http://www.hikarie.jp/hall/

集い、学び、遊べる、自由なスペース「RoomO(ルームオー)」

さて、そんな渋谷ヒカリエ11Fに、新たなスペースがオープンしました。それは、2019年7月16日開業の「Room O(ルームオー)」です。

「丸くなってわいわい語り合う、おっ!と閃きが生まれる、コミュニケーションの輪が自然と広がる」カジュアルな空間として、さっと軽い打ち合わせをしたり、新たなビジネス創出に向けたブレストをしたりと、様々な用途に活用できそうです。渋谷ヒカリエをカジュアルに使えるなんて、スタートアップにとってはとても魅力的ですよね。

roomO

出典:http://www.hikarie.jp/img_uploads/org/190625_hikarie_roomo_flyer.pdf

おわりに

今回は、渋谷再開発の端緒として2012年に開業した「渋谷ヒカリエ」に焦点を当ててご紹介してみました。商業施設には入ったことがあるけど、オフィスのことは知らなかったなと思われた方も多かったのではないでしょうか。

これまで渋谷スクランブルスクエア、渋谷フクラス、渋谷ストリームといった新規ビルを中心にご紹介してまいりましたが、それら一連の再開発事業はこの「渋谷ヒカリエ」が始まりでした。今後も大規模なビルがどんどん誕生する新生渋谷エリアにおいて、渋谷、ひいては東京のオフィスシーンをリードする街の顔であり続けるでしょう。

今後も渋谷エリアへのオフィス移転をご検討される方に向けて、このエリアに注目していきたいと思います!

estieでヒカリエをみる

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監修

執筆者
中村 優文(Masanori Nakamura)
経歴
早稲田大学大学院卒業。大学院時代では未踏スーパークリエータに認定される。その後、三菱地所に入社し物流施設のアセットマネジメントや営業に従事。 不動産業界の知見とエンジニアリングの知見両方を持ち合わせており、estie proのプロダクトマネジャーとして活躍。 フットワーク軽く社内イベントをよく開催する。
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