皆さんは品川インターシティをご存知でしょうか?品川インターシティは3つのオフィス棟と商業店舗棟、ホール棟からなる超大型複合ビルで、品川駅東口エリアのシンボル的な存在です。今回はそんな品川インターシティについて、詳しくご紹介いたします。
品川インターシティの基本情報
名称: 品川インターシティ 住所: 東京都港区港南2-15-1~4 竣工: 1998年11月 高さ: A棟:144.5m B棟:139.9m C棟:139.9m 階数: A棟:地下2階、地上32階 B棟:地下3階、地上31階 C棟:地下3階、地上31階 敷地面積: 34,387.9㎡(10,402.3坪) 延床面積: 337,126.4㎡(101980.7坪) 設計: 日本設計、大林組 施工: 大林・清水・鹿島・長谷工 共同企業体 アクセス: JR品川駅徒歩3分、京急品川駅徒歩6分 東京駅8分、新宿駅へ19分、羽田空港へ14分
出典:https://goo.gl/maps/ZpTZzFNus1Ge4xVK9
A棟
B棟
C棟
品川駅東口地区開発の歴史
品川駅周辺エリアの中でも一際高層ビルが立ち並ぶ、品川駅東口地区エリア。しかしかつてここには旧国鉄の車輪基地があり、高輪のホテル街や高級住宅街に面して早くから発達していた西口エリアと比べ、開発が遅れた後発地域でした。そんな東口エリアですが、政府による国鉄の改革が行われてこの車輪基地も移転される運びとなり、跡地での大規模な開発計画が浮上しました。 このプロジェクトを大きく加速させた出来事が、権利者であったJR東海が新幹線駅を品川に建設することを決めたことです。これによって品川駅周辺の不動産価値が急上昇し、開発が加速していきました。この東口エリア開発の第1期として竣工されたのが今回紹介する品川インターシティになります。 そして品川インターシティの建設後も開発は進み、2003年に東海道新幹線の品川駅が開業、続いて品川グランドコモンズや品川フロントビルなどのオフィスビルが開業しました。現在では東口エリアは一大オフィスビルエリアとして認知されています。 品川の他のエリアでは、北口エリアで高輪ゲートウェイ駅が新たに開業し、今後リニア中央新幹線の新駅開業も見込まれます。また西口エリアでは商業施設などの開発計画が整備されており、東京の玄関、交通拠点として品川の重要性がますます高まることが期待されています。
品川インターシティのオフィスの魅力とは
品川インターシティの1つ目の魅力はなんと言ってもその利便性の高さです。東京駅へ8分、羽田空港へ14分という国内ターミナルへのアクセスはもちろん、JR「品川」駅からも徒歩3分であり、スカイウェイと呼ばれる歩行者専用歩道で各階のビルと直結しています。それによって雨の日も濡れることなく通勤可能となります。 2つ目の魅力は緑の多さです。品川インターシティと品川グランドコモンズの間には品川セントラルガーデンと呼ばれる歩行者空間が広がっています。「みちもり広場」というコンセプトのもと、好きな時に立ち寄れる、人と人が自然を介して出会う心安まる空間になっています。また低層部の屋上に植栽を行うなど、都内のオフィスビルの中でも最大級の緑豊かなスペースが存在し、オフィスワーカーはいつでもリラックスすることができます。 そして、品川インターシティの3つ目の魅力となるのが先進的なシステムによる高い安全性です。メインとサブの計4箇所の防災センターが年中無休で建物内を監視しており、防犯・防災・防火に対応できる態勢となっています。この他にも最新のIT技術を屈指したエネルギー効率の配慮や都市ガスと電気を組み合わせた熱供給など、先進的で環境に優しいシステムが導入されています。
終わりに
いかがでしたでしょうか?品川駅東口エリアの開発における最初のプロジェクトとなった品川インターシティ。多くの先進的なシステムが導入された現代的なオフィスビルとなっています。緑の多さやアクセスの利便性も都内のオフィスビルの中で有数であり、品川駅周辺の価値向上に大きく貢献しています。この記事で少しでも品川エリアと品川インターシティの魅力が伝われば幸いです。 以下の記事もご覧ください。
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