新丸の内センタービルディングの特徴4つ|メリットもあわせてご紹介
- 注目ビル紹介
- 2021/04/03
目次
新丸の内センタービルディングとは?
新丸の内センタービルディングは、東京都千代田区丸の内にある複合商業施設「丸の内オアゾ」内に建つ1棟で、再開発事業で新築されたビルのひとつです。
新丸の内センタービルディング内には複数の企業が本社を構え、ショップや飲食店、クリニックなどが軒を連ねます。さらに21階には最先端の設備を備えたサービスオフィスを兼ねるなど、様々な機能を持った複合オフィスビルです。
地上25階建ての建物は、街区内の唯一の既存建物である丸の内センタービルとの兄弟性を考慮した都会的且つモダンなデザインとなっています。
新丸の内センタービルディングの基本情報
新丸の内センタービルディングの基本情報を紹介します。
ビルの移転を考えている際は、そのビルの所在地や階数といった一般的な情報はもちろん、構造や面積といった専門的な情報まで詳しく理解しておくことで、入居後の面積過不足や設備のミスマッチなどが防げます。
またビルの受賞歴をみることで、そのビルがどのような点に力を入れて運営されているのかがわかり、参考材料の一つになります。
所在地
新丸の内センタービルディングの所在地は東京都千代田区丸の内1-6-2です。
山手線 東京駅から徒歩3分そして東西線 大手町駅から徒歩3分、丸ノ内線 東京駅から徒歩4分の距離です。
出典:新丸の内センタービルディング (千代田区丸の内)の賃貸オフィス情報|株式会社 ケン・コーポレーション
参照:https://www.kencorp.co.jp/office/properties/131097/
竣工
新丸の内センタービルディングは2004年(平成16年)9月の竣工されました。
建築主は中央不動産、設計は山下設計、施工は清水建設・安藤建設・竹中工務店・間組共同企業体です。
出典:新丸の内センタービルディング (千代田区丸の内)の賃貸オフィス情報|株式会社 ケン・コーポレーション
参照:https://www.kencorp.co.jp/office/properties/131097/
構造・階数
新丸の内センタービルディングの構造・階数は以下の通りです。
S造, 一部RC造・地上25階/塔屋2階/地下3階となっています。
最高部高さは約119.920m、軒高は約111.770m基準階階高については、事務室は約4,200㎜、非事務所居室は約4,600㎜です。
そして基準階天井高については、事務室は約2,800㎜、非事務所居室は約3,000㎜で、OAフロア高は事務室は約150㎜、非事務所居室は約300㎜です。
さらにエレベーター数は12基(高層用24人乗り:5基、中層用24人乗り:3基、低層用17人乗り:2基、非常用27人乗りと17人乗り:1基ずつ)となっています。
出典:新丸の内センタービルディング
参照:https://skyscraperclub.com/?p=3601
敷地面積・延床面積
丸の内センタービルディングの面積は、以下の通りです。
敷地面積は約2,598.71㎡、延床面積は約45,629.99㎡です。そして建築面積は約1,907.40㎡、基準階面積については、低層基準階は約1,572.08、高層基準階約1,614.81㎡となっています。
出典:新丸の内センタービルディング (千代田区丸の内)の賃貸オフィス情報|株式会社 ケン・コーポレーション
参照:https://www.kencorp.co.jp/office/properties/131097/
受賞歴
丸の内ホテル・商業施設棟・丸の内北口ビルディング・新丸の内センタービルディングを合わせた「オアゾ」として日本建築家協会優秀建築選2006を受賞しています。
また、丸の内センタービルディングと新丸の内センタービルディングが、優良防火対象物と認定されてから10年間継続して適切に管理されていることが評価され、2017年に消防総監賞を受賞しました。
出典:丸の内センタービルディング・新丸の内センタービルディングが、優良防火対象物として、消防総監賞を受賞しました|中央不動産株式会社
参照:http://www.chuo-fudosan.co.jp/news/detail_48
新丸の内センタービルディングの特徴4つ
新丸の内ビルディングの特徴は、なんといっても東京駅直結という立地の良さが挙げられますが、ほかにも特徴的なことがあります。
複合商業施設の中に建っていることや、建物周辺に植栽やベンチが多数置かれ、公園のような空間が目の前に広がっているのも特徴の一つです。
このようなビルの特徴を理解することにより、オフィスを移転後の実際のイメージが湧きやすく、自分の会社に合っているかの判断材料の一つになります。
それでは、丸の内センタービルディングの特徴を具体的に4つ紹介していきます。
1:丸の内オアゾの一つ
新丸の内センタービルディングは、東京駅丸の内北口から直結している複合商業施設「丸の内オアゾ」の中にあります。
丸の内オアゾは2004年にオープンした28階建てのビルで、その名はエスペラント語で「憩いの地」を意味し、近隣の丸の内ビルディングとともに東京駅周辺にある名所の一つとなっています。
「ビジネスとカルチャーの融合」がテーマのとおり、オフィスやホテルのほかにレストランやショップなど56の店舗が軒を連ねており、さまざまな機能を兼ね備えたオフィスビル群となっています。
新丸の内センタービルディング以外で、オアゾの一部に含まれているビルには以下のものがあります。
日本生命丸の内ビル、丸の内北口ビルそして、丸の内センタービルです。
2:大企業が本社を構える立地
新丸の内センタービルディングが建つ東京の丸の内には、世界に誇る大企業が本社を構える好立地です。
たとえば、フォーチュン・グローバル500(世界中の会社を対象にした総収益ランキング)のうち18の本社、経常利益ランキング上位100のうち14の本社があります。
ほかにも法律事務所日本トップ100のうち27の事務所、大手銀行、保険会社、金融機関のうち13の本社機関などがあります。
また、新丸の内センタービルディングとともにオアゾを構成している他のビル内にも、多くの大企業の本社が構えられています。
たとえば「日本生命丸の内ビル」には日本生命保険の東京本部だけでなく、日立製作所の本社や船井総合研究所の本社があります。
そして、「丸の内センタービル」には日立製作所の本社の一部やセブン銀行の本店、「新丸の内センタービル」にもアドバンテストや日本ゼオンの本社などがあります。
出典:東京(丸の内・大手町・有楽町)エリアを知る|三菱地所
参照:https://office.mec.co.jp/area/
3:都会的なデザインのビル
新丸の内センタービルディングは拠点ビルらしい象徴的な外観デザインで、東京駅前の新しい景観を創出している現代的かつ都会的なデザインのビルです。
2006年にはそのスタイリッシュな外観により、JIA優秀建築選に選ばれています。
また、建物内の中心は吹き抜けになっていて開放感とデザイン性を感じられ、外観だけではなくビルの内側まで都会的です。
出典:日本建築家協会優秀建築選2006 200作品及び2007年度アルカシア建築賞推薦作品|日本建築家協会表彰事業委員会 タスクフォース
参照:http://www.jia.or.jp/member/award/kenchikusen/2006/yushu_list.htm
4:様々な業種がテナントを構える
新丸の内センタービルディングには、20以上の企業がテナントを構えていますが、その業種はさまざまです。
主要な入居企業には、みずほファクターやナットウエスト・マーケッツ証券会社といった金融系から、アイセルネットワークスやゼオンメディカルのような医療系、日本ゼオンやゼオン化成といった化学系まで多種に及びます。
ほかにも半導体や教育、法律事務所や商社と幅広い業種がテナントを構えています。
新丸の内センタービルディングのメリット5つ
新丸の内センタービルディングにテナントを構えると、さまざまなメリットが得られます。
それは、駅直結で雨の日でも濡れずにビルまでたどり着けるなどの物理的なことから、オフィスの立地としては花形の丸の内で働けるなどの精神的なことまでさまざまです。
他にも仕事への良い影響はもちろんプライベートを充実させることにもつながります。
ここでは、新丸の内センタービルディングで働く際のメリット5つを紹介していきます。
1:快適に会議ができる
新丸の内センタービルディングの21階には、会議室やコワーキングスペース、バーチャルオフィスなどを提供するエグゼクティブセンターがあり、ハイグレードなレンタルオフィスとなっているため、快適な会議に適した空間となっています。
広いフロントと明るすぎない照明が落ち着いた空間を演出し、高級感がありながら木のぬくもりを感じられるため、全体的に近代的かつモダンな雰囲気を醸しだしています。
高級家具や最新システムを備えた会議室、お洒落なカフェテリア、さらに専門家による幅広いサポートが受けられるビジネスコンシェルジュサポートがあるなど、ワンランク上のオフィススペースです。
2:利便性が高い
新丸の内センタービルディングは、東京駅から直結で行くことが可能なため新幹線での移動や遠方への出張時のアクセスが楽なだけでなく、最大9駅・12路線が利用可能な利便性の高さをもっています。
徒歩10分圏内に大手町駅と日本橋駅があり、東京を含めた3駅の利用で考えると以下の通り12路線でのアクセスが可能です。
東京駅は丸の内線、JR山手線、JR中央線、JR東海道線、JR京浜東北線、JR総武線、JR京葉線を利用でき、大手町駅は丸の内線、千代田線、半蔵門線、東西線、都営三田線が利用でき、日本橋駅は東西線、銀座線、都営浅草線が利用できます。
また、徒歩15分圏内に二重橋前駅・宝町駅・茅場町駅・三越前駅・京橋駅・銀座一丁目駅があり、こちらからのアクセスも可能です。
3:オンオフ問わず楽しめる
新丸の内センタービルディングがある丸の内エリアは、数々の大企業の本社が建ち並ぶ都内でビジネス街です。
一方で、周辺にはオアゾや丸ビルをはじめとした商業施設や帝国劇場・東京国際フォーラム・相田みつを美術館のようにプライベートで楽しめるスポットも多くあり、その他お洒落なショップやカフェ、レストランも多いなど、オンオフどちらも楽しめます。
4:交通手段が充実している
新丸の内センタービルディングと直結している東京駅は、東京の玄関口ともいえるターミナル駅です。
交通手段も充実しており、電車はJR東日本の在来線と東京メトロ丸の内など多数乗り入れているだけでなく、東海道新幹線・東北新幹線・上越新幹線・北陸新幹線の起点となっています。
さらにタクシーや高速バス、夜間バスなどがあるほか、成田エクスプレス・京成スカイライナーも乗り入れているため、1時間ほどで成田空港まで行くことも可能です。
5:近くに緑豊かな皇居がある
新丸の内センタービルディングは皇居から近く、緑豊かな自然を楽しめる広大な敷地を誇る公園がいくつもあります。
そのため昼休みや仕事終わりに皇居ランをしたり、周辺を散歩したりすると気分のリフレッシュになるだけでなく、健康管理にもつながる可能性があります。
新丸の内センタービルディング周辺の賃料相場
新丸の内センタービルディングが建つ丸の内エリアの賃料相場は、坪単価約30,000~40,000円台後半と東京都内でもトップクラスをキープし続けています。
その理由は、大手企業の本社や大手銀行がオフィスを構えるなど日本経済の中心であり、エリア全体の貸事務所はグレード感のある大型オフィスビルが多く、ビジネスエリアとしてステータスの高さを誇っているからです。
賃料相場は高めですが、それ以上の充実した設備やステータスが得られるため、丸の内や大手町のニーズは多く、近年では小規模なオフィスも多数開設されており少人数での新規開設も可能になっています。
新丸の内センタービルディングへのオフィス移転を検討しよう
近年のオフィス移転は、ただ住所や広さが変わるというだけではなく、会社の環境と運用の見直しの一環だと考える企業が増えています。
オフィスの移転先の立地や周辺の環境によって、働く社員のモチベーションやキャリアアップにもつながり、結果的に今後の企業へ与える影響は大きくなります。
今回紹介してきた丸の内センタービルディングは、好立地で利便性が高く、現代に合った設備やデザインを兼ね備えているだけでなく、プライベートも充実できる可能性があります。
エリアの賃料は高めですが、それに見合うインセンティブが還元されることで、今後の企業の発展につなげられるでしょう。