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みなさんは東京ポートシティ竹芝をご存知でしょうか?東京ポートシティ竹芝は、竹芝ふ頭の海・兵離宮恩賜庭園・旧芝離宮恩賜公園の緑で囲まれた地で行われた開発計画です。2020年9月に開業する、高さ200mを超える最先端テクノロジーを活用したオフィスタワーと、職住近接で新たなライフスタイルを提供するレジデンスタワーの2棟からなります。今回は最先端のテクノロジーを活用によるスマートシティの実現を目指す東京ポートシティ竹芝をご紹介します。
基本情報
名称 :東京ポートシティ竹芝(オフィスタワー(A街区)) 住所 :東京都港区海岸一丁目20番地9他 竣工 :2020年5月 高さ :約208m 階数 :地下2階、地上40階 敷地面積 :12,156 m2 延床面積 :182,052m2 事業主体 : 株式会社アルベログランデ(本計画推進のため、東急不動産と鹿島建設が設立した事業会社) アクセス :ゆりかもめ「竹芝駅」直結徒歩1分、JR山手線・京浜東北線「浜松町駅」徒歩7分(ペデストリアンデッキで直結予定)、都営浅草線・大江戸線「大門駅」徒歩8分
出典:https://goo.gl/maps/CJUzXQc4XM5SKmq7A
東京ポートシティ竹芝に込められた想い
東京ポートシティ竹芝には、竹芝が新時代の国際ビジネスの拠点になることへの想いが、東京(Tokyo)には世界を代表する国際ビジネス拠点となることの想いが込められています。また新しい文化を生み出してきた「Port(港)」がデジタル×コンテンツを軸として、人、モノ、情報、ビジネスを繋ぐ新しい都市(City)となることへの想いを「ポートシティ(PortCity)」と表現しています。そして、地域の豊かな自然や文化と共に成長していくという想いが「Takeshiba」には込められています。
2つのエリアを繋ぐ歩行者デッキ
浜松町駅から東京ポートシティ竹芝オフィスタワーはペデストリアンデッキで直結しています。そして、この歩行者デッキはレジデンスタワーを経由して、竹芝ふ頭、ゆりかもめ竹芝駅へと繋がっています。これにより、羽田空港やJR山手線へつながる「浜松町エリア」と、海の玄関口「竹芝エリア」を繋ぐ架け橋として、両エリアの人の往来を活発化させ、街に賑わいをもたらします。
新しいライフスタイルを提案する東京ポートシティ竹芝レジデンスタワー
近年、通勤時間の圧縮により、家族や趣味への時間を重視する生活の需要が高まっています。それに伴い職住近接へのニーズが高まっています。オフィスタワーと複合一帯で開発された東京ポートシティ竹芝レジデンスタワーは職住近接の新しいライフスタイルを可能にします。当該ビルは、一般賃貸住宅、サービスアパートメント、シェアハウスなど様々な住居のスタイルを提供し、働き手の多様なニーズに応えます。また、顔認証とスマートロック機能によって、エントランスからエレベーター、玄関までタッチレスでの往来が可能になるなど、ラウンジの混雑状況を確認できるサービスなど最先端の技術で便利な生活を提供します。
出典:http://tokyo-portcity-takeshiba.jp/floor/
東京ポートシティ竹芝オフィスタワー低層階の施設
東京ポートシティ竹芝オフィスタワーの低層階にある施設について紹介します。1~3階は商業ゾーン「竹芝グルメリウム」となっています。飲食店を中心に全21店舗が出店予定です。2~5階部分には「東京都立産業貿易センター浜松町館」が入居します。天井高5mで柱のない開放感溢れる展示室で、展示会の他にグローバル・カンファレンスなどにも利用されます。そして、1階部分にはシアター形式で最大500名を収容できるイベントスペース「ポートホール」が設けられます。400インチワイドスクリーン2面と4K対応のプロジェクターを常設し、展示会・eスポーツ・講演会などの様々なイベントに対応可能です。
快適なオフィス環境を提供する「Green Work Style」
竹芝地区は浜離宮恩賜庭園と旧芝離宮恩賜庭園の文化と自然が融合した環境と隣接しています。それに加え、竹芝ふ頭など水辺環境も近接しており、非常に恵まれた自然環境に囲まれています。東京ポートシティ竹芝はその立地特性を活かしたGreen Work Styleを提案しています。オフィスタワー2~6階部分に、「空・蜂・水田・香・菜園・水・鳥・雨」の8つの景からなる「竹芝新八景」を展開し、緑豊かな環境づくり、そして日本の都市における生物多様性の取り組みの発信に努めています。例えば、5・8・10・12階で行われるハヤブサプロジェクトでは、オフィスタワー西側外壁面に巣箱を設置することで、東京湾岸にいるチョウゲンボウやハヤブサを誘引し、都市の生態系の保全に貢献します(空の景)。また、4階のハーブガーデンでは、テラスにアロマ効果のあるハーブ類を植栽することで、修景効果だけでなく生態系のサービスを体感できる空間となります(香の景)。これらによって、働く人のストレス軽減や創造性を引き出し、作業効率や生産性の向上を目指します。
東京ポートシティ竹芝オフィスタワーの最新テクノロジー
東京ポートシティ竹芝オフィスタワーの9階から39階はオフィスフロアとなっており、ソフトバンク株式会社、ソフトバンクグループ株式会社、WeWork Japan合同会社の入居が決定しています。当該ビルは最先端のテクノロジーを駆使し、オフィスビルの新しいスタンダードとなるような仕組みが導入されています。例えば、「リアルタイム情報の可視化」によって、エレベーターやトイレ等のビル内施設の混雑状況、気温・湿度などのあらゆるデータをリアルタイムで配信することで、トイレやエレベーターの混雑回避や快適なテラス利用、店舗選びなどに役立ちます。他にも、施設内のデータを集計し可視化することで、在庫管理や警備・清掃業務の効率化を実現します。このように、データや技術を駆使した工夫が多く施されている東京ポートシティ竹芝オフィスタワーは、スマートビルの新しいモデルとも言えます。
終わりに
いかかでしたでしょうか。最先端技術を駆使した未来のオフィスビルのスタンダードとも言えるような東京ポートシティ竹芝オフィスタワーは2020年9月14日に開業します。是非足を運んでみてはいかかでしょうか。
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