豊洲キュービックガーデンの特徴6つ!テナントやアクセス手段も紹介
- 注目ビル紹介
- 2021/03/13
目次
豊洲キュービックガーデンとは?
四角いすっきりとした造りが目を引く豊洲キュービックガーデンは、第一生命保険会社が事業主となっているテナントビルです。第一生命関連の企業をはじめさまざまな企業が入っています。
ビル内には名前の由来となっているガーデンが各所に配置されています。けやき並木の美しい周辺部分や洗練された外観、建物の内部がドラマの撮影、CMなどのロケ地としても使われているビルです。
豊洲キュービックガーデンの概要
賃貸でオフィスを探す場合、考えている条件に当てはまっているかどうかを確認しなければなりません。オフィスとして十分な機能を果たせるかどうか見極めるに、まず建物の概要を把握しましょう。早速、豊洲キュービックガーデンの建物に関する基本的な部分をご紹介します。
所在地
豊洲キュービックガーデンの住所は東京都江東区豊洲3-2-3です。IHIの工場跡地再開発で生まれ変わったこの地域はオフィスエリアのほか教育・研究エリア、住宅エリア、商業エリアがあり環境面に恵まれています。
近隣には郵便局やランチタイムに利用できる飲食店やコンビニも揃っています。終業後には豊洲駅近くの商業施設で映画やショッピングも楽しめるため、働く人にとっても便利な立地と言えるでしょう。
竣工
豊洲キュービックガーデンは2011年1月に竣工しました。設計・管理は清水建設と第一生命、施工は清水建設、前田建設工業、日本建設共同企業体が携わっています。
再開発後の街並みや環境面に重点を置いて造られたビルは建築主、設計者、施工者の協力が重視されるBCS賞、創意工夫を凝らしたオフィスに贈られる日経ニューオフィス賞などさまざまな賞を受賞しています。
構造・階数
豊洲キュービックガーデンは広大な建物に適した鉄鋼造(S造)、コンクリートを充填鋼管構造(柱CFT造)が採用され、一部のみ鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC造)となっています。
階数は地上14階建てでそれほど高さはありません。地下1階には地下駐車場があり、広いスペースを確保した屋上部分にはヘリポートを有しています。
敷地面積・延床面積
敷地面積は16,243㎡、ビルの延べ床面積は98,805㎡です。豊洲キュービックガーデンの建つ場所は再開発等促進地区の中央部分にあたります。
豊洲3丁目3街区のランドスケープの1つとなっており、並ぶ二つのビルと一体性を持たせて設計されています。オフィスビルや商業ビルが密集する都心部から少し離れた立地、敷地面積を存分に生かした建物です。
豊洲キュービックガーデンの特徴6つ
基本情報だけでなく特徴的な部分についても知っておくと賃貸物件を比較検討する際に役立ちます。特徴を知ることで他のビルよりも優れている点、自社が希望する条件と一致する点が見つかる可能性も高くなるでしょう。
外観や外側からではわからない工夫が豊洲キュービックガーデンにも存在します。付加価値となるようなプラスの情報にも目を向けてみましょう。
1:災害対策が万全である
豊洲キュービックガーデンは災害に対する対策も万全です。地震災害への対策として中間階免震構造を採用しています。免震層を1階と2階の間に配することで災害時の被害を抑えているため安心です。
中間階免震構造は、通常建物の下に配置し地震による揺れを吸収する免震層を上部に造ることで地下部分のメンテナンス用空間が不要になり、敷地を有効利用にもつながっています。
2:屋上緑化を進めている
緑をふんだんに取り込まれている豊洲キュービックガーデンは、屋上部分にも一息つける空間が設けられています。特殊な緑化技術を用いた屋上庭園があるのは低層棟2階と高層棟14階部分です。
木々の植えられた屋上ウッドデッキからはガラス越しに周辺の景色を楽しむこともできます。緑化されたスペースは建物外周やオフィス内のテラスラウンジを合わせると全体の約4割と高く、周辺からビルを眺めたときにも緑が自然に目に入るよう考えられています。
3:電力負荷が小さい
自然光を有効活用し、できるだけ人工照明を使用しないよう建物内の各所に工夫を凝らしている省エネ性を考えた建物です。オフィスの広さを考慮して、照明は人感センサーにより自動化し人のいないエリアでの電力消費を減らしています。
屋上には太陽光発電機を設置し、基準階の共用部に設置されたモニターで発電量と各階の消費電力量をチェックできる仕組みになっています。
4:ガラス張りである
太陽の光によって輝くガラス張りの外観も特徴的です。風景を映し出すことで、新しい街を演出しています。
カーテンウォールに複層のガラスと電動ブラインドを併用している全層型ダブルスキンを採用しているため、空調の負荷を抑えることが可能です。暑い時期は各層で排気して上層部の温度上昇を防ぎ、寒い時期はパネルのコントロールにより断熱性を上げています。
5:中層大空間ビルである
先行開発で高層ビルが建てられている中、豊洲の街への融合、働きやすい環境を考え中層大空間を選択し建てられました。柱を造ることで広々としたオフィス空間を実現させています。
天井までの高さを3m取っているため圧迫感がありません。外周部のフルハイトによって明るさも確保されています。オフィスの広さや高さに加え、各所に設けられた吹き抜けのラウンジも魅力的です。
6:グッドデザイン賞を受賞している
豊洲キュービックガーデンは公益財団法人日本デザイン振興会主催が主催する、2012年GOOD DESIGN AWARDにおいてグッドデザイン賞を受賞しています。2012年はインタラクションと仕組みの2つの視点からデザインを見ています。
価値を生み出すオフィスが本来あるべき姿として、広い空間を追求したこと、立体感のある上下階のつながりなどが未来のオフィス造りにつながると評価されました。
豊洲キュービックガーデンへのアクセス手段
公共交通機関へのアクセスもよく、多くの駅やバス停を利用できます。最寄りバス停のIHI前、豊洲一丁目、豊洲二丁目の各バス停からは徒歩で2~4分ほどです。IHI前や豊洲二丁目のバス停からは豊洲駅前を通る深夜バスも利用できるため、遅くなった場合にも便利でしょう。
新交通ゆりかもめ、東京メトロ有楽町線の豊洲駅からは1c出口を出て約9分で到着します。月島駅やJR京葉線の越中島駅からも約20分と徒歩圏内です。
豊洲キュービックガーデンのテナント
第一生命豊洲本社のほか、第一生命情報システム、農中情報システムなどが入居中です。オフィス用品の通販で知られるアスクルとその関連のASUKUL LOGIST、ソロエル、ビジネスマートも入っています。
豊洲キュービックガーデン1階には結婚式場、レンタカーのほか、一日の大半をオフィスで過ごす人に役立つコンビニエンスストアや飲食店舗、内科のクリニックも入居しています。
豊洲キュービックガーデン周辺の賃料相場
江東区周辺の築年数10年~15年の建物は、不動産売買時の坪単価に上昇傾向が見られます。豊洲二丁目、三丁目地区は都市開発等促進区として魅力ある街づくりが進められてきた地区です。
オフィスの賃貸物件は、築年数や平米数によって開きがあります。比較的新しいビルの場合、周辺地区の賃料相場は一坪あたり共益費込みで約20万円以上と考えておくといいでしょう。
豊洲キュービックガーデンの特徴を知りオフィス移転を検討しよう
オフィス移転を考える理由は企業によって異なります。実際に働く人の快適性や人材確保にスポットを当てるなら、快適な環境を実現している豊洲キュービックガーデンは選択肢の1つに入るでしょう。
ぜひご紹介した建物の基本情報や特徴を理解した上で、希望に沿っているか確かめ移転を検討してみてください。