どの会社にもある会議室だからこそ、デザインで個性を加える!
- 2021/05/27
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テレワークが普及し、今までオフィスで働くことが当たり前だった多くの人が「今日はどこで仕事するか」を考えるようになりました。その中、ABW( Activity Based Working)という言葉も徐々に浸透し、「時間」と「場所」に拘束されない働き方を選択する企業も増えています。オフィスでは、社員間のコミュニケーションを意識し、オープンスペースや交流し易い環境を仕掛けることもオフィスづくりの重要なポイントとなっております。
一方で、クローズドな空間である会議室もオフィスには必要です。 ライトな打合せはオープンスペースでなされる場面も増えましたが、採用や人事の面談、お客さまとの重要な商談などはクローズド空間である会議室で行われる傾向にあります。
会議室は必要です。せっかくであれば自社らしいものにしたい!そう考える方も多いのではないでしょうか。今回は、会議
室に取り入れることのできるデザインをお伝えしたいと思います。
1. 会議室の壁をガラスで仕上げる
会議室というと、透過性のない素材で仕上げられた閉塞感のある空間を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。「なるべく開放的なオフィスにしたい」ということであれば、壁面をガラスで仕上げることも可能です。窓際の会議室であれば、他のスペースへも外光を取り入れることが可能となります。
どうしても目線を気にせねばならない場合は、カーテンやブラインドなどを取り付けることできます。ガラスをくもりガラスのように仕上げるシートもあります。この目線を隠すことのできるシートが必要部分に貼られている会議室はよく目にしますね。よりオリジナリティを高めたい場合は、このシートをグラフィックのように切り取って貼ることも可能です。
2. グラフィックを壁に取り入れる
会社のロゴやスローガン、コーポレートカラーを施したグラフィックを壁面に施すことも可能です。四面全てに施すことも可能ですが、一面に施すだけでも空間はグッと変わり、その会社のオリジナルの空間となります。ご来客の方へのアピールにもなりますし、社員の帰属意識の強化にも繋がります。
3. タイルや木などのマテリアルを取り入れる
こちらも全部の面に取り入れなくとも、アクセントとして一面、もしくはラインで取り入れるだけでも一定の効果を得ることができます。全面に入れると、そのマテリアルの持つイメージの空間へと印象を大きく変えてくれます。例えば、壁面を全てレンガ調で仕上げると、ブルックリンスタイルのようにも仕上がります。
素材感のあるマテリアルを入れることもお勧めです。素材感のあるマテリアルとは、人工的に仕上げられたつるっとしたものではなく、天然石のタイルなど、凹凸のあるマテリアルです。
4. 会議室ごとに色分けをする
会議室がいくつかある場合には、会議室ごとに違う色使いをすることもできます。内装仕上げと什器をすべて同色とすることもできますが、壁面とチェアは同色として他は色を入れないという方法もあります。また、色分けではなく、それぞれの会議室にコンセプトを付けて、それに合わせた内装や、什器を選定することもよく行われています。
5. 重厚感のある什器(家具)を配置する
会議室において、視覚の中でも大きな面積を占める什器にテーブルがあります。そのテーブルの天板を本物の石や、木材(無垢板)などで仕上げることも可能です。
視覚的にはもちろん、実際に使ってみてもその重厚感を感じるでしょう。チェアやソファーなど他の什器も、張地や脚のマテリアルを変えるだけで、グッと雰囲気が変わるものです。
6. 壁面を書けるマテリアルで仕上げる
会議室をより便利にするためのアイデアとして、黒板やホワイトボードのように使える壁に仕上げる方法もあります。壁の内側に鉄板を仕込めば、書いたり消したりするだけではなく、磁石の使用が可能な仕様となります。
「アイデアペイント」という塗料は、壁面をホワイトボードのように書いたり消したりを可能させるための塗料ですが、さまざまな色があり、会議室の雰囲気に合わせてお選びいただくことも可能です。
既製品のホワイトボードのように壁掛けが可能な「チャットボード」という製品もあります。既製品なので比較的安価で取り入れやすく、十種類以上のカラーラインナップがあるので、空間の雰囲気に合わせたものをお選びいただけます。
いかがでしょうか。イメージや、使い勝手を変えるためのデザインアイデア。オフィスのご移転やご改装の際のアイデアにお役に立つ情報となりましたら幸いです。