大阪「ららぽーとEXPOCITY」を2度目の大規模リニューアル、三井不動産

三井不動産は、大阪府吹田市に位置する大型商業施設「ららぽーとEXPOCITY」にて、2015年の開業以来2度目となる大規模リニューアルを2025年3月27日より実施する。

今回のリニューアルの目玉となるのは、「空の広場」の大規模拡張だ。従来約363坪だった広場を倍の700坪強に拡張し、人工芝を敷き詰めたリラックス空間を新設。駅側エントランスからのアクセスも向上し、回遊性の高い導線を形成することで滞在時間の延長と施設全体の賑わい創出を図る。

さらに、28本のデジタルサイネージを館内に新設し、施設案内やイベント情報の発信を強化した。利用者の利便性を向上させるとともに、デジタル技術を活用した新たな商業体験の創出を目指す。

テナントには、関西エリア初出店となる「CITENユナイテッドアローズ」、大阪初出店となる「Workman Colors」などを含む計17店舗が新たに出店予定だ。これらの新店舗は、ファッション、アウトドア、ライフスタイル、グルメといった幅広いジャンルを網羅しており、若年層からファミリー層、シニア層といった多様な顧客層をターゲットとしている。

また、ESG経営の一環として、EXPOCITYの屋上に当社商業施設の中でも最大級の容量となる約2メガワットの太陽光パネルを増設する。同社は2050年までの温室効果ガス排出量ネットゼロを目標に掲げており、今回の取り組みはその具体的なステップの一つとなる。

三井不動産は、2024年4月に策定したグループ長期経営方針「＆ INNOVATION 2030」に基づき、「スポーツ・エンターテインメントを活かした街づくり」を推進している。今回のリニューアルに伴い、EXPOCITY施設内に総面積約786坪の大型展示ホール「（仮称）EXPOCITYホール」を新設。多様なイベントが実施可能な空間として、地域コミュニティの活性化と新たなエンターテインメント体験の創出を図る。

物件概要

• 所在地：大阪府吹田市千里万博公園2-1

• 最寄駅：大阪モノレール 万博記念公園駅 徒歩2分

• 開業年月：2015年11月

• 敷地面積：約52,027坪

• 延床面積：約67,453坪

• 店舗面積：約21,476坪

• 店舗数：約300店舗