ロードスターキャピタル、セントラル富ヶ谷ビルを取得
ロードスターキャピタルは、東京都渋谷区に位置する「セントラル富ヶ谷ビル」をセントラルインターナショナル株式会社から自己資本で取得した。本物件は、京王井の頭線「駒場東大前」駅から徒歩5分、同「神泉」駅から徒歩9分の立地にあり、住宅地とオフィスエリアの中間に位置する。
セントラル富ヶ谷ビルは、地上7階建で、延床面積約464坪を有し、オフィスのほか、居宅、診療所、駐車場も含まれており、複合的な活用が可能な物件となっている。
ロードスターキャピタルは、東京23区内の中規模オフィスビルへの投資を積極的に進めており、本件の取得もその戦略の一環とみられる。同社は、取得後の詳細な運用計画を公表していないが、オフィス需要の高い渋谷区において、リノベーションやバリューアップを図る可能性がある。富ヶ谷エリアは、閑静な住宅街としての特性を持ちながら、渋谷駅へのアクセスも良好なことから、スタートアップ企業やクリエイティブ系企業の進出が進んでいる。特に、近年のテレワーク需要の拡大に伴い、落ち着いた環境でのオフィスニーズが高まっており、本物件もその対象となる可能性がある。 売主であるセントラルインターナショナルは埼玉県に本社を置き、物流アウトソーシングを主力事業とする。2010年代に都内で収益用物件を複数取得していたが、2022年以降は3物件を売却している。
物件売買概要
物件名称：セントラル富ヶ谷ビル
買主：ロードスターキャピタル株式会社
売主：セントラルインターナショナル株式会社
取引価格：非公表
所在地： 東京都渋谷区富ヶ谷2丁目21-10
最寄駅：京王井の頭線 駒場東大前駅 徒歩5分／京王井の頭線 神泉駅 徒歩9分
竣工年月: 1993年9月
規模: 地上7階
面積：延床面積 約464坪、基準階面積 約51坪