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銀座八丁目でホテル開発に着手、三菱商事都市開発

三菱商事都市開発は2025年4月、東京都中央区銀座八丁目の既存オフィスビルを取得し、解体後ホテルへ建て替える計画に着手した。同社は現時点で計画の詳細を明らかにしていないが、着工は2027年春、開業は2029年秋以降を予定。敷地面積約835㎡の土地にアップスケールクラスのホテル開発を行うと見られる。​

計画地は昭和通りに面し、「三井ガーデンホテル銀座プレミア」の向かいに所在する。JR「新橋」駅徒歩4分、東京メトロ「銀座」駅徒歩8分、都営地下鉄「築地市場」駅徒歩6分と三駅利用が可能であり、周辺では三井不動産が代表企業として進める「築地地区まちづくり事業」(2030年前半開業見込)も開発が進み、エリア価値のさらなる向上が期待される。

三菱商事都市開発はこれまで、物流倉庫・冷凍冷蔵倉庫等のインダストリアル領域と、都心商業施設やアリーナ開発等のリテール・エンターテインメント領域を二本柱に事業を展開してきたが、今回のホテル開発は訪日客の増加に対応するプロダクトポートフォリオ拡充策である。グループ総合力を生かし、ホテル単体ではなくエリア全体の体験価値向上を図る狙いがある。

銀座・築地エリアでは、トーセイが2023年9月に「トーセイホテル ココネ築地銀座プレミア」(205室)を、翌年9月に三井不動産が「三井ガーデンホテル銀座築地」(183室)を開業するなど大型の供給が進み、訪日客を中心とした多様な滞在ニーズを取り込む。​これらの連続開発により、銀座ではアップスケールからラグジュアリークラスまで宿泊施設の裾野が急速に広がっている。

本物件は4年超先の開業を予定するが、引き続き銀座エリアのホテル供給とインバウンド需要の動向について注目が集まる。

案件概要

  • 物件名称:中央区銀座八丁目ホテル開発事業

  • 買主:三菱商事都市開発株式会社

  • 売主:非公表

  • 取引価格:非公表

  • 所在地:東京都中央区銀座8丁目15-2

  • 最寄駅:JR新橋駅徒歩4分/東京メトロ銀座駅徒歩8分/都営地下鉄築地市場駅徒歩6分

  • 着工時期:2027年春(予定)

  • 竣工時期:2029年秋以降(予定)

  • 面積:敷地面積 約835㎡

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