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大規模物流施設「Landport 横浜杉田」が竣工、野村不動産・IHI

野村不動産株式会社は2025年4月18日、株式会社IHIと共同開発したマルチテナント型物流施設「Landport 横浜杉田」(神奈川県横浜市金沢区)の竣工を発表した。両社は「オープン・シェア型」を掲げ、物流課題の解決に留まらず、屋上菜園や施設内広場等、施設が有するリソースを地域に解放することで施設や地域関係者の繋がりを創出し、地域雇用や防災レジリエンスといった地域課題を解決する拠点を目指す。

首都圏物流施設の供給過多が叫ばれる環境下においても、関東ベイエリアの需要は引き続き強い。同施設は3月末に完成済みで、すでに全区画が満床稼働している。 本物件は首都高速湾岸線「杉田」ICから約680m、横浜港にも近く、東京30km圏への広域配送と港湾バックアップの双方に対応できる立地である。敷地面積約7.1万㎡に対し延床面積は約16.3万㎡、地上4階・ダブルランプを採用し、1フロア当たり約1万坪を確保した大規模箱型施設となる。免震構造の採用に加え、非常用発電機による72時間電源確保や津波避難施設登録などBCP性能も高い。

本施設において野村不動産は、物流2024年問題以降の労働力不足と波動需要に対応するため、自動倉庫のビルトインや機器レンタルサービスを提供し、物流業務効率化を支援する。さらに屋上には国内の賃貸型物流施設で初となるスマートコミュニティ農園「Vegestic Farm」を6月開設予定で、ワーカーのエンゲージメント向上と地域交流を図る。ZEB最高ランク取得予定の環境性能や既存井戸の再利用などにより、荷主企業のESG評価向上も狙う。

物件概要

  • 物件名称:Landport 横浜杉田

  • 開発者:野村不動産株式会社/株式会社IHI

  • 所在地:神奈川県横浜市金沢区昭和町3174

  • 最寄駅:横浜シーサイドライン「南部市場」駅徒歩4分/JR根岸線「新杉田」駅徒歩16分

  • 最寄IC:首都高速湾岸線「杉田」IC 約680m

  • 敷地面積:71,034.94㎡(21,488.07坪)

  • 延床面積:163,409.47㎡(49,431.36坪)

  • 規模・構造:地上4階・柱RC梁S造、免震、ダブルランプ型

  • 設計・施工:五洋建設株式会社

  • 竣工:2025年3月末

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