目白の築浅賃貸住宅を売却、積水ハウス不動産東京
積水ハウス不動産東京株式会社は2025年1月、東京都豊島区雑司が谷三丁目の賃貸レジデンス「マストライフ目白」を東栄株式会社(東京都千代田区)へ売却した。取引金額は非公表だが、同日付で極度額12億円の根抵当権(債権者:株式会社東日本銀行)が設定されている。
物件は東京メトロ副都心線「雑司が谷」駅から徒歩3分、JR山手線「目白」駅も徒歩圏に位置する。延床面積は約2,480㎡(約750坪)、2020年3月竣工の築浅RC造で、住戸は1LDK~2LDK中心。1階には認可保育所を併設し、ファミリー層の需要を取り込む設計だ。目白・池袋エリアに隣接する住宅ゾーンであり、教育機関が多い落ち着いた環境とターミナル駅へのアクセス双方を享受する立地が特徴となっている。
売り手の積水ハウス不動産東京は、自社開発の「マストライフ」シリーズの保有資産を循環売却し、開発投資資金の回収と再投資を加速する戦略を取っている。
買い手の東栄株式会社は、住宅・店舗を中心に不動産仲介やコンサルティングを手掛ける独立系事業者で、当該物件の他にも都心近接のオフィスビル、レジデンスを保有している。同社は、本案件においても安定的なインカム収益を確保しつつ、目白マーケットの将来的な賃料成長も取り込む狙いとみられる。
物件概要
物件名称:マストライフ目白
買主:東栄株式会社
売主:積水ハウス不動産東京株式会社
取引価格:非公表(根抵当権極度額12億円)
所在地:東京都豊島区雑司が谷3丁目9-14
最寄駅:東京メトロ副都心線 雑司が谷駅 徒歩3分/JR山手線 目白駅 徒歩9分
竣工年月:2020年3月
規模:地上12階
面積:延床面積 約750坪